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ダンジョン代行 なんでも屋におまかせ!〜俺のダンジョンはまだないので他人のダンジョンで活動します〜  作者: トーヤ


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本ダンジョン1

朝、いつものように"おはよう"と挨拶しながら、なんでも屋の事務所に行ったら、何故か北斗(ほくと)がいた。


「なんで北斗がいるんだ?」


北斗は(すばる)義兄(にい)の弟で、俺よりも2歳年下の21歳だ。

まぁ、幼馴染だな。

北斗もまだプライベートダンジョンがなくて、なんでも屋でバイトしている。


だから、北斗が事務所にいることはよくあるけど、今日はバイトじゃなかったと思うんだけどな。


俺は昴義兄を見ると、昴義兄は肩をすくめた。

昴義兄にもわからないと…。


「リッカ!ちょうどいいところに!兄貴も聞いてくれよ!!とうとうダンジョンが発生したんだ!!!」


マジか!


「本当か!?」


昴義兄も驚いてる。


「本当!朝起きたらステータスに項目が追加になってた!」


俺より早くダンジョン持ちになっちゃったか。


「何ダンジョンだ?職業は?」

「本ダンジョンだって、職業はアナライザーだって」


「本ダンジョン?」

「アナライザー?」


俺と昴義兄の声がかぶった。


「たぶんなんか本がドロップするんじゃねぇ?」


北斗が自信なさげに言う。


「なんの本?」

「さぁ?」


そりゃわかるわけないよな。

ステータスはどんな感じだ?

どれどれ?


ステータス

[名前] 氷室北斗(ひむろほくと)

[年齢] 21歳

[職業] アナライザー

[レベル] 33

[魔力] 64,686

[体力] 35,937

[スキル] 解析(魔導書)NEW!

鑑定、火魔法▼、水魔法▼、土魔法▼、風魔法▼、合成魔法▼、念話、無限収納、魔力操作

[ダンジョン] 本ダンジョン


そういえば、北斗は魔法特化だったな。

属性魔法の▼を開いたら、カッターとかアローとか表示されるぞ。

たくさん種類を持ってると▼表示になるみたいだな。


「それで、潜ってみたのか?」


俺がそう聞くと、北斗は首を振った。

えっ?まだ潜ってないの?

なんでだよ?

待ちに待ったダンジョンだろ?


「リッカ、一緒に潜ってくれないか?」

「俺はいいけど…」


今日って依頼あったっけ?

昴義兄に視線を向けると、ため息を吐いて、


「リッカ、すまんな。北斗に付き合ってやってくれるか?」

「昴義兄がいいって言うなら、俺は問題ないよ」

「ありがとー!!」


北斗が俺の背中をバンバン叩いてくる。

いてぇからな?

俺たちは早速、北斗のダンジョンに入る事にした。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



あれ?

本ダンジョンって言うから、デカい本に手足がついたシュールな魔物が出てくるかと思ってたんだけど、違うみたいだな。

なんか普通だ。

草原と森…。



「兎だね」


北斗の呟きに、


「兎だな…」


俺もそう返す。


「カラフルだね」

「カラフルだな…」


目の前の事実には、北斗の言葉を繰り返すしかない。

見える範囲に色んな色の兎が顔を覗かせている。


【鑑定】

属性赤兎

倒すと火属性の魔導書がドロップする


属性青兎

倒すと水属性の魔導書がドロップする


属性緑兎

倒すと風属性の魔導書がドロップする


属性黄兎

倒すと土属性の魔導書がドロップする


なるほど、そういうことか。


「北斗、あの兎を【鑑定】してみな」

「わかった」


北斗の目に魔力が集まる。


「色ごとに属性の違う魔導書がドロップするのか?」

「たぶんな。とりあえず1体倒してみろよ」


北斗は頷いて、赤兎を【ウォーターカッター】一撃で仕留める。

お見事!


ボフンと赤兎が消えて、魔石と本がドロップした。


これが【鑑定】に出てた魔導書ってヤツなのか?


「魔導書…なんだよな?」

「だろうね。その魔導書を解析して、どんな魔導書か調べられるのがアナライザーっぽい」


なるほど?


「この魔導書って、どういう扱いなんだろうな?」

「どういうって?」


なんで説明すればいいんだ?


「あー、うんとだな。本としてずっと残るものなのか?

一度開いたらこの魔導書の魔法を覚えられて、本自体は消えちゃうのかって、

そういう事なんだけど、俺の説明で通じるか?」


俺の【鑑定】だと、【ファイヤーボール】の魔導書ってことしかわからないんだよな。


「そういうこと?ちょっと待ってね」


北斗は、ドロップした魔導書を【解析】してみると言った。

なるほど?

ここで、アナライザーが活躍するのか?

そう言えば、新しいスキルも取得してたな。


「【ファイヤーボール】の魔導書。

有効使用回数10。

残使用回数10。

だって。

この魔導書はあと10回使えるみたい。魔導書を開くと1回になるみたい」


なるほど?

そういう感じで使えるわけか。

ってことは、持っているスキルは開くなって事だな?

これは使えるんじゃないか?


「北斗、これで魔法を売って稼げるんじゃないか?」

「あっ!そうかも!俺らが持ってない魔法は俺らも取得して、余った回数の魔法は売ればいいかも!」


なんでも屋の店舗で、やれんじゃねぇ?


「そうと決まれば、色んな魔物を倒してみようぜ」

「そうだね、とりあえずこの階層手分けしよう」

「おう、じゃあ30分後に集合な!」

「了解!!」


俺たちは二手に分かれて、兎を狩っていった。

1階層は兎だけだったぞ。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる

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大賢者リオールは楽しみたい!

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ようこそ!ダンジョンへ!

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― 新着の感想 ―
RPGゲームに時々ある、技や魔法を売っているお店みたいに、『ファイヤーボール ○万円』とかで対面販売する……ってことですか? 山ほどお客さん来る!絶対!(断言) 火・炎系なんて要らん!熱いだけ!厨二…
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