表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元徴用工の謎  作者: やまのしか
11/16

日韓交渉の謎①

ここに議事録がある、韓国で2005年に公開されたものだ。

日本側の公開はない。

この日韓交渉は、第5次であり、1960年から1961年にかけてのものである。

交渉は計13回行われている。

分かりやすく、第1次から時系列で並べてみた。


http://www.f8.wx301.smilestart.ne.jp/honyaku/honyaku-2/718.pdf


第 5 次 韓・日会談 予備会談 一般請求権小委員会会議録 1-13 次、1960-61

分類番号 723. 1 JA 登録番号 718 P9


第 5 次 韓日会談予備会談 第 1 次一般請求権小委員会 会議録


日時 1960 年 11 月 10 日午前 11 時から 30 分間 場所 日本外務省会議室


出席者


韓国側


首席委員

劉彰順、


委員

文哲淳、

厳永達、

鄭淳根、

崔侊洙、


オブザーバー

陳弼植、

鄭一永、

李秀佑、

朴相斗


日本側


主事

西原直廉、


副主事

吉田信邦、

卜部敏男、


補佐

櫻井芳雄、

玉置明男、

杉田昌久、

兼松武、

前田利一、

柳谷謙介、

井口武夫、

杉山千万樹、

池部健、

久一、


オブザーバー

宇山厚


西原 : 私が本小委員会で日本側を代表する西原大蔵省理財局長です。

今日韓日間の懸案を解決するため本小委員会が開催されたことを喜ばしく思います。

日本側を代表する本人としては今回の会談ですべての懸案が円満に解決することを心から祈願します。 (このような挨拶に継いで日本側委員の紹介があった)


劉彰順 : 私が韓国側を代表する劉彰順です。

現在韓国銀行副総裁であります。

全体会議で首席代表が既に表明したように韓日間の諸懸案を早急に解決し、

両国間の国交を正常化しようというのはわが側の一貫した真なる念願です。

私の考えでは国交正常化は、

平等で友好的な通商交易を始めとした両国間の緊密な経済協力で、

大きく固くなっていると思いますが、

わが委員会が今日から扱うことになっている韓国の請求権問題の誠意ある解決は、

将来われわれが期待する両国間の経済的共存共栄の道に前進することにおて、

道を磨くことになるだろうと信じます。

このような意味から本委員会進行において、皆様の誠実な論議と協力を要望します。

(このような挨拶に継いで韓国側委員を紹介した)


西原 : 用語、新聞発表、議事録等、議事進行に関してどうしたらよいですか。

劉彰順 : 議事進行においては本会議で決定したように、過去の方式に沿えばよいです。

西原 :よいです。それでは日本側の新聞発表担当者に前田北東亜課長を指名します。

劉彰順 :韓国側新聞報道担当者は厳永達亜州課長を指名します。

西原 : 申し訳ないのですが年末と予算編成関係等で、

本人が仕方なく本委員会に出席できない時がありそうです。

そういう時には西田(吉田)や卜部副主事が本人の代理をするでしょうし、

その時その時の討議内容に沿って関係者がオブザーバーで出席しますので了解していただき願います。


劉彰順 : 了承します。

私が知っているところでは両首席代表が本小委員会を今日に決定しながら、

同委員会で韓国側の請求要綱の説明があることで了解したと聞いたが、

異議がなければ私がこの場でその説明をいたします。

西原 : 異議ありません。

劉彰順 : 韓国の請求要綱は既に1952年に説明したことがあるので皆ご存知でしょうが、

首席代表間で合意されたというので同請求8個項目を再び提示いたします。


1.朝鮮銀行を通して搬出された地金と地銀の返還を請求する。

2.一九四五年八月九日現在日本政府の対朝鮮総督府債務の弁済を請求する。

3.一九四五年八月九日以後韓国から移替または送金された金員の返還を請求する。

4.一九四五年八月九日現在韓国に本社(店)、

または主事務所がある法人の在日財産の返還を請求する。

5.韓国法人または韓国自然人の日本国または日本国民に対する日本国債、

公債、日本銀行券、被徴用韓人の未収金、補償金その他請求権の弁済を請求する。

6. 韓国法人または韓国自由人(自然人)所有の日本法人の株式、

またはその他証券を法的に認定することを請求する。

7.前記諸財産または請求権から生じた諸過失の返還を請求する。

8.前記返還および決裁は協定成立後即時開始し、

遅くても六個月以内に終了すること。


以上の韓国の請求に対して話したいことはないですか。


西原 : ないです。

劉彰順 : それなら次の会議で日本側のこれに対する回答があることを望みます。

西原 : 次の会議の日時に対しては韓国もそうでしょぅが、

今月と来月は予算編成の時期なので理財局はこれと関連してとても奔走し、

来週会議を持つのは時間的に難しいです。

なので後に外務省と代表部が連絡して日時を定めたらよいです。


劉彰順 : 本委員会は他の委員会と関係があるので、

貴側の事情が許せば他の委員会と同じ一週間後即ち来週の木曜日に第二次会議を持てればと思います。

西原 :われわれも毎週一回ずつ会議をするのを望みますが、

先程話したような理由から次の卜部参事官か前田課長を通して決定するように望みます。

劉彰順 :日本側の事情が本当にそうなら来週の何時かの日に会議を持つことで合意し、

具体的に日時はわが側の文哲淳代表と連絡して決定するように願います。

しかし、ここでひと言話して置くことは、

われわれが1952年に8個項目の請求要綱を提示したことがあるが、

日本側はこれに対する何の態度表明もなかったし、

また1957年の韓日会談再開のための合意議事録にも、

第四次会談でこれを討議することになっていたが、

日本側は同討議に消極的でした。

従って私は早急な日時の内に日本側の回答があるのを望むものです。

西原 :それでは来週に第二次本小委員会をもつことにして、

本人が大蔵省に帰って時間関係を見て、

来週の水曜日から土曜日までの間の日時を選ぶようにします。


それでは今日はこれで終わります。


(以上)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ