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何者かになりたかった高校生  作者: モノクダ


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第4話 父と母と

たった2年で、2回目の転生のチャンスにあるヨウロウ、果たしてどうなる。

「お、お父さん」僕は地面に着く直前、突如現れた父によって間一髪で抱かれていた。

「遅くなってすまん、ヨウロウ」お父さんは

ゆっくりと立ち上がって、ドラゴンのほうを見る。そして腰にかけた大剣の柄を握り、ゆっくりと刃を抜いた。僕は驚いていた。普段父が庭で木刀を振っているのとは、空気が違った。

けど、それよりも大事なのは、「お、大きい」

父は僕の方に振り返り、しゃがんで僕と目線を合わせる。そして、頭をグシャグシャと撫でた。「大丈夫だ、お前が頑張ったのはあのナイフを見ればわかる。後は」ドラゴンの方を振り向く直前に見えた、父の顔は、怖いというより異質さを感じた。「お父さんに任せろ」

数秒の沈黙、父はゆっくりと口を開く、

「よくも俺の息子の腕を千切ってくれたな、

この英雄、ヒルデガルドの息子の腕おぉ!」

ダンッ、俺は自分にできる最大の速度で踏み切った。今まで、この速度に初見で対応できたのは、冥王くらいだ。だから驚いた、レッドワイバーンがこの速度に対応するということは、ヨウロウが同じレベルの速度を出していたということだ。(反応されると、口のなかに、剣は入らない。だったら)ズバッ、バンッ

「大回転斬り」俺はドラゴンを背にして、仁王立ちした。

(す、すごいあの硬そうな皮膚を叩き切った。いったいどれだけの力で振れば、切れるんだろう。僕もあんなふうになれるのかな)何ていうふうに、希望に胸を膨らませていた。ただ目の前の光景を見た瞬間、現実に引き戻された。ドラゴンが吐こうとしている、「お、おと

ゴボッ」僕は地面に血を吐いた、やめておけばいいのに、「お父さん、後ろ」ドラゴンはすでにブレスを溜めていた。

俺は振り向き、「一手遅かったな」「アイス=スピア=ボム」俺の後ろから、出てきた氷の槍は一直線にワイバーンに向かう、着弾した瞬間、ドバァン「よぉ、遅かっじゃないか。

フェルエッテ」俺が振り向いた先にはローブを身に纏い、杖を携えたフェルエッテが立っていた。(あの頃を思い出すな)フェルエッテは俺の隣に来た。「ヨウロウ!!」「かあさん」

「よくもっ、」(あっまずい、この空気は)

ローズが殺されかけたときと同じ目だ。「ガル、ヨウロウを連れてこの場を離れて」

(もう、杖に魔力が集まってる、こうなったら無理だな)「分かった、10秒でいい」「了解」ポン、「焦るなよ」「うん、大丈夫」ドッ

「大丈夫だ、ヨウロウ」僕は父に抱かれ少し離れた場所から母を見守った。「怖い、」(死ぬ、またあの苦しみが)ギュッ、僕はつい、父の手を握ってしまった。

「グォォォ」ワイバーンは再びブレスの体制に入る。でも、「あんた程度に、アネモネの防御結界はが壊せるわけないでしょ」ボォォ、シュウウウ、「グォ」ワイバーンが焦っているのが分かる。「私の息子の腕を奪った罪、貴様の命をもって償わせてやる」

ワイバーンの上に、氷槌が姿を現した。「わが子に仇をなす魔の者を生贄に捧げん。喜べ、氷魔法だから遺体は残るぞ。アイス=クリーガス=ハンマー」大きな氷槌は、ワイバーンの頭に直撃した。その瞬間、バキン、ワイバーンの身体がバラバラに砕け散った。「すご、い」(あれ、なんだ急に眠く)「ヨウロウ、死ぬな、お父さんがついてる。絶対に死なない起きろ」「アネモネ、早く来て、回復魔法を」

「分かりましたから、腕とヨウロウ様を置いて、今回復させます」「アネモネ」「ヨウ!」「その後ろの人、誰」「それではいかん」「な、誰だ貴様」(僕の意識は、ここで途絶えた)

「ヒルデガルド、今はその人間に気を使っている暇はありませんよ」「クッ、とりあえず今は無理だ、後にしてくれ」俺は抜きかけた剣をしまった。「リカバリー=インパクト」パァァァ、(クソ、直らない。リカバリー=インパクトは回復できても再生はできない、私の少ない魔力じゃ精々、出血を抑える程度。「おぬしらに提案がる」さっき来た男が口を開いた

だが、ヒルデガルドはそれを遮る。「いいから、今は黙っててくれ」ヒルデガルドが男を睨んだ。「わしなら、そのこの腕を直せると言っておるのだ」そう言う男に、今度はフェルが口を開いた。「あんたなんかに頼まなくても、アネモネが直してくれるわよ」「へぇ、そうかい。ただ、そっちの女はそうは思ってねぇみたいだけどな」男は私の方を向いた。

「ア、アネモネ。どうしたの、早く直してよ」男は私の心を見透かしたような目で私を見ていた。「本当に直せるの」「アネモネ、直せない、の」(そんな目で私を見ないで、フェル)

「お前さん、この女の主人か、そんな目で見るのはやめてやれ。信頼を裏切るというのはあまりにも残酷なものだ」すると、それまで黙っていたヒルデガルドが口を開いた。「お前、何者だ。なぜ、その言葉を知っている」

(何だ、あのヒルデガルドが怯えている)

「ほう、わしの血は途絶えておらんかったか。それよりもその子どもの命、助けてやろう」男は私に目線を送った。「何を求めるの」

「そこの2人は、この女に任せてよいのか?」

2人は一瞬男をみた後顔を見合わせ頷いた。





一方その頃、ヨウロウは、「いやぁ、仕事の合間の退屈しのぎにぴったりねあんた」「あの、あなたは誰ですか」そこには白い布?をきれいに巻きつけたちょっとエッチなお姉さんが立っていた。「身体が動かない、それにここは一体)ヒョイ、お姉さんが僕の顔に顔を近づける。そして、まじまじと見ながら、「ふーん、やっぱりこの世界の人間じゃないね、まぁ、だからこそ三歳になる前に会えたんだけど」「あの」「あぁ、ごめんごめん。まず私は君の記録係、君が面白そうだからって私の上司があなたの記録の仕事を押し付けてきたのよ。

そしてここは天界、この世界の神がいるところよ。」僕は数秒間思考がフリーズした。

(ええっと、情報を整理しよう。まず僕は貧血で気絶、もしくは死んだ。そして、転生者だからか、何故か天界に招待された)「?」

「だろうね、ただ私は別に未来がわかるわけじゃないし、加護とかも渡せなさい。そういうのは全部上層部が決めるからね。うちの上司が勝手にやらせてるんだから、大したことはできない。ただ私は記録係、今までにあった歴史なら詳細まで詳しく分かる」「良いですね、僕歴史好きだから知りたいです」僕がそう言うと、お姉さんは「オッケー、じゃあいつでも歴史書にアクセスできるかわりに、私が君の心境がわかるようになるから」「ありがとうございま、うん?」(なんか今変なのが混ざってたような)お姉さんは満面の笑みで「じゃあまたねぇ」

後れて、申し訳ありません。次回はにちようびです。

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