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何者かになりたかった高校生  作者: モノクダ


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第1話 転生


『今日は学校休む』

俺は初めて、敗北を知った。

不登校という言葉は前から知っていた。

でも、俺なら大丈夫だって思ってた。けど違った、俺は弱かった。俺が中学3年間あきらめずに学校に行けたのは、俺がつよいからじゃない、仲間がいたからだ。俺と同じように、行きたくなくて、つまんなくて、それでも踏ん張ってる奴が、行ってなくても自分なりに楽しく生きてる奴が、だから俺は頑張れたけど、今はもういない。高校には俺みたいにアニメや漫画のことで真面目に議論できる奴はいない。いや、もしかしたらいるのかもしれない。けど、俺は疲れた。人から見れば何も頑張っていないかもしれない。けど、俺にとっては、学校に行って、勉強して、クラスメイトと昼メシを食って、また、勉強して、そんな生活が苦痛なんだ。いじめられてるわけじゃない、友達がいないわけでもない。ただ、

疲れただけなんだ、普通の毎日に、なんてことを次の日に話そうと思ってた。けど、俺はそんなことすらできなかった。


キキー、ガシャン、

親と話そうと帰っているとき、俺は引かれた。俺にわかるのはここまで。









そして、もう一つ分かったのは世界が俺をまだ離さないこと。















「あうっあ」「・ー=・ー〜・」

(なんだ、どういうことだ、俺の前にいる可愛い女の人は誰だ)「・・・〜・=ー」

(まただ、この意味わかんない言葉、何語だ、フランス語か、イタリア語か、それとも、サンダウェ語か、この髪の色からしてヨーロッパ系統だと思うが)(お、おぉぉ)

おれは、大柄な男に持ち上げられた。人に持ち上げられるなんていつぶりだろうか。(にしても、俺の体重は45キロ、いくらこいつが筋肉バカでもそんなヒョイって持つのは無理なはず、ってことは俺は生まれ変わったのか。だとしたら今の状況は)「あっ」(えっ)たぶん俺の父親は、いやとても父親がやることとは思わないことをした。そう、俺を落としたのだ。(うわ~)「アウア〜」「アクアグラド」タプン

(おっ、なんだこの感じ)下をみるとそこには水のベッドのようなものがあった。(さっきなんか、アク…ラドみたいなことを言った瞬間に水が出てきた。つまり、

ここは、魔法のある異世界だ〜)


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