トモ だ ちハ 嘘 つかナ いモモん!
#####日目、
ソラ「……あれ?」
ソラ「此処…ああ、そうか。此処は僕の【夢の中】だ!」
僕はソラ。何かとても寂しくて怖かったような悪夢を見てた気がする。
でも此処はいつも見る僕だけの夢である事に安心して、僕はいつも見る赤いキラキラまみれの世界にうっとりする。
ソラ「よかったぁ…。ああ。いつものキラキラが見える。きれいに輝く僕だけの特別な目。」
ソラ「キラキラ。キラキラ。キラキラ。赤と黒のキレイな宝石に輝く世界…。」
僕はスケッチブックを取り出し、今いる丘の上からキラキラが広ーーく広がる世界の絵を描く。
ソラ「この絵を見せるんだ。お父さんとお母さんに!いっぱい褒められるようにキレイに描かなくちゃ。」
と、
ニジ「ソラ。やっと追いついたぞ。」
ソラ「!ニジおじさん!?どうしてここに?」
背後から声をかけられた僕は急ぎ振り向くと、そこにはムキムキの身体がまんま見える羽織っていたカッコいいコートを腰に縛っていたコート内の黒いシャツ姿になったニジおじさんが居て、僕は自分の夢の中なのに何故居るのか聞いてみた。
ニジ「君を追ってここまで歩いてきただけさ。それよりも。」
ソラ「?」
するとニジおじさんは真剣な表情で僕へと…
ニジ「ソラ。まだ進もうとしないのか?もう猶予はとっくに過ぎ去ってしまったというのに。」
ニジ「もう君に残された選択は一つだけとなった。それはもう自分自身からも逃れる事はできない。」
ソラ「?どういう意味?ニジおじさん?分かるように説明してよ。」
次のニジおじさんの言葉で、僕は氷のように固まってしまった。
それこそ、
ニジ「君はもう【死んでいる】。死してなお君は夢というご都合な現実逃避を使って、君が愛する家族の一人を腐るまで喰らっても、君が今見ているキラキラの世界にずっと中毒に陥る程強く依存し続ける。」
ニジ「身体はもうとっくに壊れてしまっているのにな。それでも君は【夢】として永遠に在る選択を取った。」
ニジ「君はあの日の選択を間違えてしまったんだ。もう取り返しがつかない。」
ソラ「?死んで…る?どういう、事?」
ソラ「あの日?くさるまで?…どういうことなの?」
ニジおじさんが見たあの日を含めた今の僕を含めての真実。
ううん、これは…
ニジ「ソラ。君が悪い大人達に襲われた日を覚えているか?俺はあの日、泣き疲れて眠ってしまった君を安全に寝かせる為に申し訳なく別荘内に入ったんだよ。リクトとカイド爺さん、ムラクモさんと一緒にな。」
ソラ「え?」
見たくもない、聞きたくもない、僕がとても嫌う【悪夢】。
ーーーーーーーーー
ニジ「入って早々アレを見てしまったんだ。前に君が朝食べている大きなハムとパンだったな。だが俺たちの目には【大人の女性が絶命した一部食べかけの内臓が見える腐った死体】がテーブルの上に置かれてたんだよ。」
ニジ「髪の毛も半分以上毟り取られたかのように頭皮ごと剥がれ落ちていたし、側に置いてあった例の薬とヤバそうな飴もあった。そんで君を二階の部屋のベッドへ俺が寝かせた後、アメ一つと薬一つを持ち帰ってすぐにムラクモさんが検査した。」
ニジ「もう結果は大がつくほど真っ黒だったよソラ。君が毎日飲んでた薬はいろんな副作用が段階的に起こる子供が飲んじゃいけない忌避薬、個人差あるが飲んで僅か数日後に全身血を噴き出して発狂死してしまう高リスクの激薬。そんであの虹色のロリポップみたいな飴。アレは【猛毒級の覚醒剤】だったぞ。」
ニジ「成分がもう忌避薬の副作用を強く重複作用をより促進させる効果で、脳細胞を少しずつ溶かし内臓も骨も人体全てを壊死させる効力だ…。」
ニジ「今の君の身体はもうアレだよ。言葉の表現にできないぐらいに…な。」
…何を言っているのか…うーん…よ、よくわからないよ。ニジおじさん。
腐った死体を食べてた?飲んでた薬は色々言ったけど、お父さんお手製のアメが身体を壊すほどの猛毒?
ニジ「それに遠征時にソラが言ってた黄色い車も見つけてな、中はもうやつらで埋め尽くされていた。」
ニジ「車内が膨れるほどいっぱい奴らが詰まっていた中、半分顔だけ出ていた大人の男性が見えたよ。もう一部が白骨化していて絶命してたがな。」
何を言ってるの?何を言ってるの?何変なことを言ってるの?ニジおじさん?
ニジ「俺の話が信じられないなら、君の足下にある赤い水溜まりを覗くといい。君の本来の姿がそこに在る。」
ソラ「…。」
僕は全然理解が追いつかない。無理。そんなにたくさん言われてもわからないよ。
だから僕は足下にあった赤い水溜まりへと顔を向けた。
そこには、
ソラ「え?」
ソラ「これ…僕の、顔?」
僕の頭の上にくっついているように映る大きな脳みそみたいなお肉。
あれ?キラキラは?いつも見ていたキラキラはどこー
やがて僕の片目一つが突如と膨れ上がって、大きくなり過ぎた僕の片目がポロッと抜けて地面に落ちる。
僕は少しずつ変わっていくお顔に震える両手を当てて、
ソラ「なにこれ?何?なんなの、これ?」
ソラ「これ…僕の顔?かお??かか…カオ?顔っ!?」
残された僕の目の下から赤い涙が流れて、更に鼻穴や両耳からも赤い液体がボトボトと落ち、口も少しずつ下へ向けて裂けて、綺麗に並んだ僕の歯も一本ずつ落ちていく。
僕は静かに見続けるニジおじさんへと見上げて、
ソラ「痛い…いたい。痛い痛い痛い痛い痛いいたいイタイいたイイタい!!!!」
ソラ「痛い痛い痛い痛い痛いっ!!イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイイイイイイイ!!!!」
僕は、ニジおじさんへと叫んだ。
ソラ「イタイよおおおお!!ニジ、おじさん!?!い、いいいい一体いいいい何したのおおおおおおお!?!?」
ニジ「俺は何もしてないぞ。ソラ。」
ソラ「嘘ダあああああああああああッ!!!!」
僕はいつのまにか大きく膨れ上がったキラキラの腕…もうキラキラが外れてたくさんの赤いお肉とお目目で出来たとてもでかい腕をニジおじさんに向けて振り下ろし、ニジおじさんは素早く僕が振り下ろした大きな肉の腕を後ろへ飛んで避けられる。
ソラ「ウソ!こんなの嘘ッ!!よくも僕をダマしたナあああああああああああ!!」
僕はニジおじさんへと怒る声と共に口がさらに大きく裂けて歯が全て抜けて、いっぱい吐いている血がやがて細い腸みたいなお肉がいっぱい出てくる。
腹部も至る所から亀裂が走って赤い血がいっぱい出て、わき腹の所から太い腸みたいな赤い内臓がデロんと出てきた。
ソラ「お父さん、お母さんのいいいいうとおととおおり、ズット…ずっとズゥとおじさンワアアアアアアああああああああ!!」
ニジ「…。」
僕はニジおじさんへと歩む度に足があちこちに変に折れて、代わりに足下の赤いお肉達が僕の脚にくっついてより太く強くなるよう怪獣みたいなカッコいい肉の脚になる。
ソラ「ユるさナい。モう、ユるせナああああああああああイ!!!」
僕の世界の赤いお肉達がより群がって僕ごと飲み込むように包み、見上げるニジおじさんよりも大きくて強いお肉の身体へと変わっていく。
僕はたくさんの温かいお肉達の中で、
ソラ「嘘ツくヤつハ…トモだち、ジャなイいいいい!!やっぱリアそビでボくにいいいいいいいい!!」
ソラ「キエろおおおおお!!いなクなれエエエエエエエエエエ!!」
僕は遥か下で身構えているニジおじさんへと、
ソラ「死ンじゃエ、ニジおジさン。」
僕はより大きく膨れ上がったお肉の腕の一つを、ニジおじさんに向けて力いっぱいに振り下ろした。
が、
ニジ「オッケー。よろしい。なら【喧嘩】だ。」
ソラ「!」
ニジおじさんが人差し指一つで僕が振り下ろした大きな腕を突くだけで止められてしまい、どんなに力を入れても全く動かない僕の大きな肉の腕。
それを、
ニジ「説明で全く分からないなら、これが一番手っ取り早い。」
ニジおじさんは僕の目には全く見えない動きで何かをし、僕の大きな肉の身体が一瞬にして宙に大の字になるよう打ち上げられていた。
その後一瞬にして僕の目の前に飛ぶよう現れたニジおじさんが、
ニジ「男同士、肉体言語で語ろうか。ソラ。」
ニジ「もう逃げるな。現実と向き合え、ソラああああああ!!」
ソラ「いやダあああああああああああアアーーー!!」
ニジおじさんが真剣でより僕へと訴える本気の声で、僕の大きな肉の身体をライダーキックみたいな技で豪快に当てて、僕と一緒に斜め下へ赤いお肉達が蠢く地上へ向けてスゴい速さでニジおじさんの両足に光る青い光が一つの流星みたいな光となって一緒に落下していった。
続く。
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イヤ だ いや ダ ヨ…
そのゲ ん ジつ ダけは… や め テ…。




