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亀は空飛ぶサカナになりたい  作者: りろころ
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3. 理想の泳ぎはジンベエザメ

こんにちは、亀です。


早速ですが、みなさま。観てください、テレビを!


我らの理想たるジンベエザメが映っております。青い空がユラユラと揺れ、ジンベエザメがゆっくりと進んでおりますね。動きに合わせてキラキラと輝く様子のなんと優雅なことでしょう。


「でっかいなぁ。」


こわっぱ、着眼点はそこではない!


ロケットやら船やら、最近は下品にもその軌跡を残すものばかり。悲しくも我ら亀ですら泳ぐ際に少なからず泡を立ててしまうものです。それがどうでしょう。


ジンベエザメは泳ぐ軌跡を何も残さず泳いでおります。ああ、なんとも上品でございましょう。荘厳に泳ぐその様子は、優美なダンスを見ているようではありませんか。


「水族館で見たときはさ、もっと、もーっと、大きかったんだ!」


こわっぱが、大きく腕を振って、その大きさを真似ようと必死であります。


立つ鳥跡を濁さずとは良く言ったものでして、軌跡を残さず雄大に泳ぐ様は、なんとも心揺さぶられるものがございます。


ああ、私も将来はあのように泳げるようになりたいものです。

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