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引き篭もりの息子にキョンシーを送りつけてみた

ボツキョンシー

 殭屍(キョンシー):中国の死体妖怪の一種。硬直した死体であるのにも拘わらず、長い年月を経ても腐乱することもなく、動き回るもののことをいう―――ウィキペディアより。





「ココが例のハウスね…………?」



 古く閉ざされた扉は冷たさを感じるほどに他者を寄せ付けない威圧感を覚え、僅かな隙間から漏れる闇と電子音だけが住人の生き様を告げていた。



  ──コン コン



 優しいタッチで扉をノック。しかし反応は無く、扉の隙間から電子音だけが聞こえてくる。



  ──コンコン



 少し間隔を下げたノックで再度お伺いを立てるも、返事は無く扉の隙間からは電子音だけが聞こえ続ける。



  ───コンコンコンコンコンコン



  ──ガラッ!!


「ウルセェ!!!!」



 その住人は酷く目が血走っており、ヤニ臭い吐息と部屋から漏れる強烈なタバコ臭が先ず鼻についた。怒号はその後に耳に届いたが、彼女はびくともせず瞬きを二回繰り返した。



「なんなんだっ!? ウワッ臭ぇ!!」



 鼻をつまんだ部屋の主は黄ばんだシャツとジャージのズボンを着用しており、

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