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幻想(ファンタジー)の欠片~今日の授業を始めます~  作者: 月灯銀雪
ささやかなる幻想(ファンタジー)
36/53

31【基礎薬学】魔法水薬




 拙作に お立ち寄りいただきまして、ありがとうございます(*^人^*)



 ちょっとだけ難しくて、でも 難しすぎない調薬という描写の匙加減が難しいです |||orz






 おはようございます。



 本日からは、少し強い成分を持つ薬草も使ってゆくことになります。扱い方を誤ると、病気や怪我を治すどころか 更に悪化させてしまう場合もありますので、十分に注意してください。



 普通の薬品は効果が緩やかであり、魔法薬の中でも軟膏や香などは 体の外から作用するものなので、まだ調薬に慣れない段階での練習として これまで作って来ましたが、魔法丸薬、魔法粉薬、魔法水薬は口からの摂取により体内から急激な作用をもたらすものです。調薬には細心の注意が必要となってくるでしょう。


 ……とは言え、皆さんがこれから作るのは最下級のもので 微々たる効果しか望めませんが、その他 内服系の薬品を調薬する上でも大切なことですので、忘れないでください。



 本日調薬するものは、軽い怪我を治し、治しきれない怪我の痛みを和らげる効果のある魔法水薬です。


 ホウセンインゲンの種子、シソカズラの蔓と葉、マリルケーシの葉の3種類で薬の基本成分を作り、フィリアリーフを煮出した液体と混ぜ合わせ、ハチミツ等で飲みやすく味を整えます。



 先ずは ホウセンインゲンの種子です。怪我の治癒を促進させる薬材として使いやすいものですが、採取する場合には、莢に触れると勢いよく種子が飛び出して 肌の柔い女性などは痣になることもあるので気を付けてください。本日は 乾燥したこちらを使います。荒く砕いたものを水と共に鍋で煮出してください。


 次に、消炎作用のあるマリルケーシの葉を乳鉢で磨り潰し、ホウセンインゲンの鍋に加えます。


 その後はシソカズラの蔓と葉です。こちらは痛みを和らげる効果がありますが、そのまま大量に使うと薬効が強すぎて4~5時間ほど手足が痺れることがあります。一晩水にさらしてから汁を絞って使うか、“薬液抽出”して 1~2滴を使用してください。こちらは一晩 水でさらしたものですが、練習を兼ねて“薬液抽出”して使ってみましょう。この場合は小さな匙で1杯です。


 シソカズラの汁をホウセンインゲンとマリルケーシの鍋に加えると、少しトロリとして煮汁が濃い赤色に変わって来ますので“魔力混合”をしながら完全に色が変わるまで煮詰めたら火から下ろして煮汁を濾します。



 ここに、薬液を1として フィリアリーフの煮汁を2ほど加えながら“魔力同化”の処理をします。その後にハチミツを中くらいの匙で1~2杯ほど加えて味を整えたら完成です。




~*~*~*~




「なんだか 気合いが入ってるみたいだね、アーシャ」



「ん。怪我の魔法水薬(ポーション) 作りの授業を待ってた」



 そう、私はこの授業を待っていたのだ。夏休みに帰省した故郷で、送った湿布薬を殊の他に喜んでくれていたらしい猟師のおじちゃんが、私に食べさせようと張り切って大物を狙って ついにギックリと行ってしまったのである。


 もちろん、夏休みも終わった今から送っても間に合わないのだけど。また あんなことが起こっては大変だ。癖になることもあると言うし……。気休めかもしれないけれど、すぐに効果の現れる魔法薬を手元に置いておいて欲しいと思う。その他の備えにもなるし。



「……そっか、それじゃあ心配だね」



「……そうですね。一番は使う必要が無いことですが、備えは大切ですものね」



 薬草を磨り潰したり、煮詰めたりしながら 事情を話すと、ウォルセンとティタリアの二人も なんとも言えない顔で頷いていた。



「ん。だから頑張って作る」



 そうして出来上がったのは かき氷に掛けられたイチゴシロップのような鮮やかな赤色の魔法水薬である。


 しかし。それを故郷に送ろうとした私の目論見は、ルイン先生による「まだ慣れない水薬は品質が不安定なため、全員持ち帰り不可です」の一言によって打ち砕かれた。



「アーシャ……後で一緒に薬草採取に行こうか」



「……ん」



 どうやら 私は、よほど落ち込んで見えたらしい。






 




 やっと作れるようになった魔法水薬(ポーション)。でも、持ち帰りは不可でした(>_<) 負けるな、アーシャ!!


 久々に出てきた猟師のおじちゃんが、大変なことに……いや、本編には全く関係ないのですが(^∀^;) 本人が出てくる予定も無いのですが……。作者的に重要人物なのでwww




(もうそう)いっぱいの設定]


《ホウセンインゲン》


 幻想(ファンタジー)植物なら 飛び道具持ちがいないとダメだよね? という理由から生まれた薬草。なお、放課後 辺りにルイン先生監修の下に魔法水薬を作ろうと 採取に出て……


「ひゃわ~?!」


(ちょっとだけ やると思ってたよ!)


「《風よ 護れ!》……アーシャ、大丈夫? ああっ?!痣が!!」


 などというエピソードがチラッと作者の頭を過っていたり。……お話がいつまでも進まなくなるので入りませんが。

 しかし、読みたいと思ってくださる奇特な人はいるのだろうか……???


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こぼれ話や番外なお話→ 欠片の一粒~小話をします~
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