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幻想(ファンタジー)の欠片~今日の授業を始めます~  作者: 月灯銀雪
ささやかなる幻想(ファンタジー)
28/53

25【基礎魔法学】光属性と闇属性




 いつも、ありがとうございますm(_ _)m






 皆さん、こんにちは。



 夏休み前で上の空の方もいるでしょうけれど、もう少しだけ頑張って 今学期最後の基礎魔法学をお勉強いたしましょう。




 今日は 4属性よりも少し難しい光属性と闇属性についてです。今まで10級を練習してきた4属性の9級魔法の練習に加えて、光と闇の最下級である9級魔法の魔法陣を描いて発動させる練習が 夏休みの課題となりますから、よく聞いていてください。できていない方は夏休み明けの魔法の実践でバレてしまいますからね。その場合、居残り練習ですよ。




 光と闇の魔法と言うと、光属性は神聖なもので 闇属性は恐ろしいもの という印象を持ってしまう方が多く居ます。ですが、上位の光の魔術には 鉄をも焼き切る危険なものもあり、上位の闇の魔術には 危険なモノを封印するものや、下位には穏やかな眠りをもたらす優しい使い道の魔法などもあります。どちらが良い・悪いではなく、使う方の心次第だということを忘れないでください。もちろん、他の属性でも同じことです。


 そして、他の属性が10級からあるにも拘らず、この2属性の最下級の魔法が9級に指定されているのは、それだけ扱いが難しいということでもあります。人が感情的になった時、心の在り方がままならないように、実体を持たないこれらの属性はとてもあやふやで掴み難いのです。


 ですが、空間属性や時間属性とは違い、誰しもが目に見えるもの、心に抱きうるものであるため、適性を持たない人も 修練次第である程度 行使できるようになる属性でもあります。




 では、この記号と今お配りした普通紙の魔法図を魔法紙に描き終えたら、訓練棟の魔法練習場に向かって 小さな光と闇を出す練習から行ってゆきましょう。イメージは太陽光や灯火、夜闇や影など 思い浮かべやすいものをイメージしてください。




 すぐに出来ない方もいるでしょうが、わたくしが順番に回ってゆきますので 焦らずに練習していてくださいね。





~*~*~*~





「なんで もうできてるの……」



 自らのうんともすんとも言わない闇記号のすぐ横で、サクッと発動している9級魔法。なんだろう、この理不尽。我が心(ちゅ~に魂) はこんなに闇魔法を求めているのに。



「え? ……ああ、これ? 僕ね、人より“ちょっとだけ”魔力操作が得意な体質みたいなんだよね」



 ああ、前にヒソヒソ話していた人たちがチラッと言っていた“魔族の血”とかいうやつか。魔法チートはここにいた。転生者の私にもくれたっていいのだよ、か~み~さ~ま~!! 私のチートは何処に??



「うらやましい……」



(しまった、本音がポロっと……。ほら、ウォルセンが ぽかーんとしているじゃないか。恥ずかしい)



 普段は言葉が足りないのに、余計な言葉はポロっと溢すこの口が恨めしい。微妙な沈黙がつらい。魔法図を間違えて、今頃 書き直しをしているティタリアよ早く来ておくれ と切に願う。



「……。ふふっ、そっか。アーシャには“羨ましい”なんだね?」



(笑われちゃってるし。良いさ、好きなだけ笑うがよい チート皇子め!)



 余裕のある殿下とは違って、こちらには沢山の練習が必要である。くすくす笑っている彼を放って置いて、練習を再開する。



「あぁ、ごめん、ごめん。馬鹿にしたわけじゃないんだ。ちょっとだけ嬉しかったんだよ、ごめんね?」



「……(つーん)」



(ワタクシは闇を出す練習で忙しいので、殿下のお相手は致しかねますぅ~! ごめんあそばせ~)



「お~い、アーシャ~。怒っちゃった? 返事をしてくれないと寂しいな~」



 私は決して怒ってなんかいない。少しヘソを曲げているだけだ。大人気ないと言うなかれ。乙女の儚い願望を笑うなんて重罪なのである。けれど。



『あ』 



 記号を描いた魔法紙の上に、ふよん と現れた ちっちゃな闇に免じて 今回は許してあげようではないか。恩赦である。




 ちなみに。光魔法は意外とアッサリできました。そう言えば、小さい頃に行った教会で 水と光属性に適性があるって言われたような……?









 おぉう……最初の基礎魔法学で適性が無いと使えない的な書き方しちゃったぜ~/(≧д≦)\~!!


 と、今話を書いてる途中で気づいて頭を抱えました。



 しかも、適性を全て適正と誤変換していたという おまけ付き Σ(゛д゛;)!!! 公開前に気づいてよかった……




[補足的な設定]


《属性への適性》


 それぞれの属性を神々に与えられて生まれた神霊、それに近しい古い妖精族、純血主義の一部種族とは違い、永い月日により混血の進む人類においては、使える・使えない ではなく、属性に対する親和性の高いことを適性があると言う。高ければ習得や行使が容易で、低ければ習得にも苦労する……という感じ。ただし、創造神の司る 時間属性 だけは、 適性を持つ人が 苦労してやっと使えるかもしれないレベル。


4属性<光と闇<<<空間<<<(選ばれし者だけが越えられる壁)<<<時間




壁∥qTωT){これで なんとか誤魔化されてくださいませんでしょうか?)


 どうしても無理っぽければ、後で修正します。第1話の方を!!

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こぼれ話や番外なお話→ 欠片の一粒~小話をします~
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