表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻想(ファンタジー)の欠片~今日の授業を始めます~  作者: 月灯銀雪
ささやかなる幻想(ファンタジー)
27/53

24【再試験中】わたくしのお友達


 拙作へお立ち寄りいただきまして、ありがとうございます(*^人^*)

 場面を区切る記号が、いつの間にか〔ー*ー〕から〔~*~〕に変わっていたことに自分でビックリしました。“なんとなく”で生きています。




 殿下ばかりではアレなので、今回はティタリアの視点です。






 わたくしは今、廊下の端に間隔を開けて設置されている長椅子に座って、ウォルセン殿下と共に礼儀作法の再試験を受けるアーシャを待っています。彼女は「待たなくていい」と言っていたのですが、殿下が にこやかに「ここで待ってるよ」と 押し切っておられました。



「アーシャならきっと大丈夫だよ」



「はい。わたくしも、左様に…存じます」



 アーシャがいないと緊張して つい堅い口調になってしまいますが、殿下は特に言及なされずに アーシャの事など、共通の話題で ぽつりぽつりと言葉を交わします。




 しばらくすると、礼儀作法の再試験が行われている教室の扉が開きました。間もなく そこから出て来たアーシャの姿に、わたくしの胸の前で組んでいた手にきゅっと力が籠りました。



(とても上手にできるようになりましたもの。きっと大丈夫ですわ)



 少しキョロキョロとしてから、小走りで近づいて来た彼女のお顔を見れば、微かに口許が緩んでいるように見えました。



「待たせてごめん。合格だった」



 その言葉に、ほっとした わたくしの手から力が抜けました。アーシャがE評価をいただいたと知った時には、どうなることかと とても心配したのですもの。



「良かった。これで安心して夏休みに入れるね、お疲れ様」



 真っ先にアーシャへと声をかける殿下に続いて、わたくしも声をかけます。本当はわたくしも真っ先に声をかけてみたいけれど、殿下を差し置いてなどと分を弁えない振る舞いは控えるべきでしょうか?



「お疲れ様です、アーシャ。合格できて 本当に良かったですわ」



「ん。二人のおかげ。ありがとう」



 少しだけ殿下を羨みましたが、お礼の言葉を言いながら 微かに笑顔を浮かべるアーシャの様子に、わたくしでも役に立てたと 嬉しくなりました。


 最初は いつも機嫌の悪そうな彼女が恐ろしくて逃げてしまいましたが、実は表情が分かりにくいだけで優しい子なのだと 後になって知りましたの。ですから あの時 わたくしからお誘いしてみたのですが、勇気を出してみて良かったですわ。



「どういたしまして。大した労力でも無かったしね。それにしても良かったよ、礼儀作法も一応 必修科目だから、最悪 留年にでもなったらと冷や冷やしたからさ」



「え……」



(あら? もしかして……)



 殿下のお言葉を聞いて 動きを止めてしまったアーシャは、必修科目についての説明を聞き逃してしまっていたようですね。綺麗な淡い青色のお目々が まん丸になりました。意外と驚く時の表情は分かりやすいですわ。



 ……では、ありません。



 わたくしは これからのアーシャがとても心配になって参りました。



「アーシャ。これからも、時々 わたくしか殿下と礼儀作法の練習をしましょうね」



「え?」



 きょとんとしていますが、彼女は放って置いたらいけない気がいたします。なので、わたくしは強めに念を押します。



「ね?」



「は、ハイ」



 だって。初めてのお友達と、一緒に進級したいのですもの。そのためなら、わたくしは頑張りますわ!



「僕の参加も決定なんだね……まあ、構わないのだけれど」



(まぁ! わたくしったら……!)



 我知らず殿下を巻き込んでしまっていたわたくしは、とんでもないことを言ってしまった と縮み上がりました。ですが、殿下は軽く苦笑しただけで許してくださいました。心臓に悪いですが、アーシャと一緒にいる以上は避けては通れない御方です。それに、さり気なくアーシャを周囲の悪意から守っている姿は、嫉妬してしまいそうなほど頼もしいのです。



(ですが、わたくしもアーシャのお役に立つことができますわ。負けません)



 そう強く決意して、今日は3人で昼食にしようか と仰ってアーシャの手を取る殿下に従って、わたくし達は大食堂へと向かいます。









 殿下の方に嫉妬しちゃうティタリア(*´∀`) 練習中の彼女は主人公を合格させようと 必死でした。


 私の中の彼女は、人見知りで、身分に縛られる伯爵令嬢だから殿下(身分差)を前にオドオドして。けれど、意外と芯が強くて面倒見の良い女の子です。そして、初めてのお友達(アーシャ) を巡る殿下のライバルw

 殿下とも徐々に打ち解けたら良いな……(;´v`) ある意味で同志みたいなものだし。


 ……念のために言いますが、百合と呼ばれる要素はありません。



 そして、どちらかというと ティタリアの恐縮ぶりに苦笑気味な殿下。



[形が定まらない設定]


《学校の姿》


 天井が豪華、いくつもの棟に別れている、外の渡り廊下の石柱に巻かれた蔓薔薇、高貴なお子様が待機できる点々と設置された長椅子。実は明確な設定が無く、物語の流れに合わせて少しずつ追加しています。建築や内装に詳しくないくせに、お洒落で豪華を目標(無謀)にしていますので、ちぐはぐにならないように気をつけながら 今後も追加予定です(* ̄∀ ̄)v


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こぼれ話や番外なお話→ 欠片の一粒~小話をします~
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ