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幻想(ファンタジー)の欠片~今日の授業を始めます~  作者: 月灯銀雪
ささやかなる幻想(ファンタジー)
25/53

22【夏休み目前】試験の結果




 拙作にお立ち寄りいただきまして、ありがとうございますm(_ _)m




 なんとか試験結果を書き上げましたので放流しました(´>_<)ノシ






 試験の結果は、学年の上位20名のみが ホームルームに使われる教室もある初等科・高等科それぞれの学科棟 エントランスに貼り出される。……たぶん、高等科も同じだったハズだ。




 もちろん、そこに私は入っていなかった。



(だって、評価が軒並みA+にSが複数とかじゃなきゃ入れないとか、名門校のお子様たちの水準が高すぎて無理……)



 ちなみに、貼り出されるのは具体的な点数ではなく、試験結果に普段の授業態度や提出した課題(宿題)の良し悪しなどが加味されたランク方式(?)である。


 基本はE~A+ という評価なのだが、満点以上の加点要素がある場合には S 評価が付けられる。 また、E評価をいただいた者は再試験を申し渡される。




 そして、貼り出される上位者以外は、試験後の授業でそれぞれに評価をいただくことになるらしい。




 学科試験は、ちょっとしたミスを除けばまあまあ良い方だった。社会学も、神々の名前がごちゃ混ぜにならなければ A評価も狙えたかもしれない。



「はぁ……」



 しかし。私が今、溜め息をついてしまった原因はこの手に持つ小さな風車である。



(組立ては ほぼ完璧、封入も問題無くできてた……筆記試験もかなりできたから自信あったのに……我ながら やらかし方 がベタすぎて泣ける)



 風車の羽を逆向きに取り付けて、風を“送る”風車ではなく 風を“吸い込む”風車になっていたらしい。悔やんでも悔やみきれない。自信満々だった提出前の私に、一言「ちゃんと確認しろ!」と言ってやりたい。



「元気出してよアーシャ、評価自体は かなり良かったんだから。それに 他の試験も、家庭教師がついていなかったのに ほとんど平均以上じゃないか。僕はすごいことだと思うよ。ね、ティタリア」



「殿下の仰る通りですわ。アーシャがとても頑張ってお勉強していたこと、わたくしたちは知っていますもの」



(う、精神的に年下な子たちに気を遣われて慰められるなんて情けない! いつまでも落ち込んでちゃダメだよね)



「ん。次、頑張る。二人ともありがとう」



 両手……は風車があって無理なので、片手で拳を握って決意表明する。次は基礎薬学でちょっとだけ評価が怖いけど、両隣にいる天使たちのお陰で立ち向かえそうだ。






 ~*~*~*~






 ……と、思っていた時期もありました。



「ん???」



 首を痛くなりそうな角度まで傾げる私の手に握られているのは、先ほどルイン先生から渡された 試験の得点や評価を記された普通紙である。



(見間違い? ……いや、書き間違いの方かな??)



「何か問題がありますか?」



 少し眉を寄せたルイン先生に、ちょっと及び腰で尋ねる。



「あの……評価が……」



 Sと書いてあるように見えて仕方がないのですが。夢か幻の類いなら早めに現実に戻らせてください。長引くほどに、覚めた後で悲しくなるので。



「それは間違いではありませんよ。薬の量こそ足りませんでしたが、薬草の傷みを見抜き、煮詰めることで薬効を保つという機転を利かせたことを 私は評価しています。薬に大切なのは、量や見映えではなく、いかに薬草たちの効果を引き出してやるか ということですからね。それに、調薬自体も非常に丁寧であり、多くの練習をしてきた事も加点となります。ですから、そのS評価は正当なものです。貴女は胸を張って受け取りなさい」



「……ありがとう、ございます」



 ルイン先生が、試験後に薬を煮詰めた理由を確かめてた意味がやっと分かった。ちょっとした努力も ちゃんと評価してくれていたことに、喉がつまりそうになったけれど、お礼を述べて席に戻る。



「良かったね、アーシャ。素晴らしいよ」



 優しい笑顔のウォルセンとティタリアが拍手をしてくれたら、釣られるように クラスの皆も拍手をしてくれた。少しだけ照れるけれど、今だけは 素直に嬉しい。






 だから。。。






 礼儀作法でE評価をいただいたことは、今だけ忘れさせてください。お願いします。









 ……加点の要素に“家柄”が含まれる科目も中には……?( ̄言 ̄) 主人公が知らなくても良い話です。


 そして、基礎薬学より前に 色々と足を掬われていた主人公でしたw


 実は、状況や言葉はだいぶ違いますが、敢えて決まった作り方をしなかった生徒に、その理由をちゃんと聞いて 高く評価してくださった先生は実在します。ありがとうございますN先生~(´≧∀≦)n あの時の生徒は、なろう様で妄想を垂れ流すようになりました! ……進化か退化かはわかりませぬが。



[いつの間にか追加された設定]


《アーシャハンド》


 そこそこ器用で色々と作れる。ただし、時に“うっかりミス”も生産するので、注意が必要。


《アーシャブレーン》


 一部の方向で少々残念。でも頑張れば“まあまあ人並み”には成れるハズ。


《アーシャレッグ》


 いと哀しき部位なるかな……。運動会の英雄は夢のまた夢。



ーーーーーーーーーー


 多忙と執筆の失速により、少しお休みをいただきます。8月16日頃には再開できる予定です。


 あなた様の健やかな日々と、また お目にかかれる幸福を願います(*^人^*)

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こぼれ話や番外なお話→ 欠片の一粒~小話をします~
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