イグナクト世界へ繋がる金属素材のお話(敵のシールド実態推測にもつながるお話)
本編 第4話 更新まで間が空いてしまうので裏設定的な小話を用意しました。
しばしお待ちの間にお楽しみ頂ければ幸いです。
イグナクト世界へ繋がる金属素材のお話
ということで素材のお話です。
ですが難解になることのないよう簡単に気楽に進める、がここの指針なのでお気楽にお楽しみいただければと思います。
私もその方向でまとめています。
まず最初に下記一覧図をご覧ください。
概ね主要金属として7つを挙げて一覧表としてますが極論【赤色】だけ見ていただければOKです。
この図のように身の回りにある金属でもわりと違いが多く、その違い(特性)に合わせた用途が取られていることがわかります。
身近なところですと鉄に銅とアルミとステンレス。
【鉄】
意外と他の金属と見分けがつかないところに沢山あります。
冷蔵庫にも結構使われていたり様々屋内金具も鉄は潜んでいます。
一番身近にあるのかも。
家には子達の護り刀として二振りの短刀があります。
長小太刀と短刀脇差、ともに刀身は鍛えに鍛え抜かれた鉄です。
鉄は歴史を語ると2000年前の歴史にまで触れる話になる金属、当時あまりに強力なためその存在を管理する制度まであった全ての現代金属の土台を作ったと言っても過言ではないと思います。
気になる方は
【地方豪族/荘園/鉄器(農機具)/管理体制】
この辺りで調べると色々出てくると思います。
文献漁ってても鉄を巡る話はとても興味深い...人の心を惑わせる、野心へ火をつける熱量と誰かを想う情熱、それらを受け止める存在だったことに驚愕してしまう歴史があります。刀剣/宝剣/護り刀などはそれらの想いを集結させたものなのでしょうね。
【銅】
これは身の回りのあらゆる機械の内部、線材として銅線、基盤のパターン(腐食防止のため金メッキされてます)など現代は必須の金属です。もう殆どの機械に使われているため銅価格が上がると身の回りの品は殆どみんな引っ張られるように高騰します。
昨今、様々な金属が値上がりしていますがどうやらここにきて(2026/8/22)銅価格は天井に達したようです。これで落ち着いて下がってくれれば多少PCパーツ高騰も落ち着くのかな?かな?
ちなみに銀の方が少し導通が良いですがそれら機器にはほとんど使われることがありません。理由は細かくは強度やら含め色々ありますが結局は
【お値段高いから】
この一点だと思います。
知る限り一部ガチ目のオーディオケーブルや、とある地のスゲー本気のメーカーが『うちの製品は全部銀配線じゃぁ!』と凄まじいことをしている、他にはあるメーカーの一技術者が銀に執念燃やして使う以外は使うことないんじゃないかな...
小柳出電気さんが出していた銀ケーブルは銀高くなって作れなくなったと聞いています。カーオーディオで昔??シャークという銀の配線材が売られていましたが今もあるのかはわかりません。
といったように今やさらに高くなってしまって産業用途では使いにくい素材です。
【アルミ】
これはは安く住宅から自転車/車に産業機械に欠かせない素材です。当然航空機にもグレードが違いますが使われています。調理器具にも多いですね。
【ステンレス】
これも家庭のシンク/調理器具に多用されています。アルミ並みに便利な一般的金属です。
【チタン】
高いですが超性能が良い金属。あらゆるジャンルの[ガチガチここが勝負時!]みたいな要所には絶対存在してると思います。
RC/ラジコンでもお馴染みですね。
アバンテやイグレス、こんなのに反応した人もいるんではないでしょうか?
京商などRC/ラジコンのトップモデルや様々なホビーに産業のハイエンド系には確実にいる金属です。人体への親和性も高くその安全性(金属アレルギーが少ない)から医療でも重要、特に
骨と結合する性質ここが頭抜けています。
チタンは人間の骨と直接拒絶反応を起こさずに結合するという、珍しい性質を持っているのです。
こんな用途が使用例多いかと
・デンタルインプラント/人工歯根の素材人工関節
・人工骨/股関節や膝関節の代替骨固定用プレート
・ボルト/骨折治療時の固定具
・心臓ペースメーカー/本体を保護する外殻ケース
【タングステン】
一つ飛ばしてタングステンです。
硬いです。重いです。そして熱にも滅茶苦茶強いです。
で、どうなるかというと
『てっぽうのたまにつかえばさいきょうじゃん(はなくそほじりながら)』
ということです。
実際様々な弾丸に使われており、逆にそのタングステンの発射バレル(砲身)の耐久性保持にも使われます。
医療分野でも安全な放射線シールド(鉛の代わりに)用途に適応。
金やプラチナとほぼ同じ重さ(比重)を持ち、X線やガンマ線を遮断する能力が極めて高い素材。
従来は「鉛」が放射線防護に使われていましたが、鉛には強い毒性があります。タングステンは「毒性のない安全な放射線遮蔽材」として、CTスキャンやX線撮影室の壁、放射性医薬品を運ぶ容器などに広く置き換わっています。
防具(ヘルメットや防弾チョッキ)にも応用されている貴重な金属です。
【モリブデン】
大好きイグナクトの主要物質!!
ということでモリブデンです。硬いのに塊にするのが難しい素材。
そしてあまり知られてませんが人体にも存在してます。
色々優れた特性はあるのですが最大の特徴は
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痛風の予防(尿酸の代謝)プリン体を分解して「尿酸」に変え、体外へ排泄するのを助けます。
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もうこれですよね...w
個人的にはモリブデンを【痛風の救世主】と思ってます。全国各地にある、旨いけど『痛風丼』を名乗ってる海産物中心の食い物たち!いずれ人類はモリブデンの力で痛風なんて克服してやっからな!みてろよ!とか心の中で吠えながらウニいくら食べてます。
話を元に戻します。
その他にも潤滑関係にも使われています。
モリブデン配合のグリスなどいわゆる[高級グリス]のカテゴリでは多いですね。自転車競技に興味のある人には馴染みのある物かもしれません。
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そしてここからは創作、イグナクトの話です
『天のイグナクト』ではその物語中でも重要な金属です。
イグナクト(銀の柱)はその主構成材をモリブデンの合金で成り立っています。
※ここは裏設定です。
それはイグナクトの創出文明がモリブデンにより不老とまで行かなくても、劇的な長寿命(各個体平均寿命50歳→400歳)を獲得した奇跡の物質として扱ってきたことから由来します。
生体への悪となる様々な現象(癌やその他の生命への異常事態)にモリブデンが解決の糸口を切り開いていく中で、彼らはこの長寿を獲得しました。
個の寿命が長期化しある程度の個の研鑽を次代へ継承、その後避けられぬ死を迎える、この研鑽の時期に崇高な精神が合わさった時、彼らの文明はカルダシェフスケールのステージⅡへ到達しました。そしてグラードルとの絶望的な戦いに遭遇、そこから星を砕かれ宇宙へ逃げ延びました。
今どこで彼らが存続しているのかは誰にもわかりません。
ですがグラードルとの戦いを続けています。
命への希望の灯を絶やさぬために...
ご存じのように創造主たちは自分たちの滅びの運命を断ち切ること、命への希望として[イグナクト]を創出しました。
だからイグナクトは設計の初期段階からモリブデンを使うことが大前提で進められました。
イグナクトにもその記憶が刻まれています。
地球の海には大量のモリブデンが薄く均一に存在しています。
それを修復材料として地球到達後海流からの生成を続けていました。
イグナクトはコアの一つを使い海流からモリブデンの収集に努めていたのは、この採集方が一番人類文明に負担がないからという結論からです。
1話で地球へ舞い降りてくるシーンもそういった[命]への敬愛がイグナクトの基底プログラムに強固に存在するが故です。
※次々回(9/4)回ではその基底プログラムによる人類との本格的な接触が書かれます。
ちなみに海流モリブデン吸着は様々な有機物を一緒に回収してしまいます。視覚的な例えで言いますと[濾過フィルター]が把握しやすいかと思います。
イグナクトの濾過フィルターはモリブデンだけを通して集めます。ですがそのフィルター的存在には大量の有機物質も吸着していきます。それらは随時より分けられ近海に散布されます。
そうです、銀の柱周辺はその集められてしまった有機物の撒布場になるんです。
そのため下記の生態系が形成されました。
①有機物を求めてプランクトンが集まる
⇓
②プランクトン目当ての小魚が集まる
⇓
③小魚目当ての太刀魚/ブリ/カツオ殺到
⇓
④それら目当てのマグロ殺到
これが一色区を豊富な漁場へ変えたプロセスです。
天のイグナクト世界の地球はモリブデンが起点で成立しています。
そして主人公にも近々(少し先)ネタ的に絡んできます。
万能とまでいかなくても色々有用で重要な物質。
おいしいですよねもりぶでん♪
そんな気分で扱ってます。
ということでここまでが今回の小話です。
次回は実際のCNTと作中のCNTを扱った話を予定しています。
それか先に別の話を滑り込ませるか、または同時?そんな感じでおります。
では引き続き本編『天のイグナクト』/『なぜなにイグナクト』をよろしくお願いします。
【天のイグナクト】
https://kakuyomu.jp/works/2912051603479535016
https://ncode.syosetu.com/n9446mk/
取材記録は
X/下駄のイグナクト
https://x.com/getanoignact
(本格稼働はお盆明け)




