第七巻・第一章 静寂の前触れ
### 静寂の前触れ
都市は戦後の再建を進め、人々の生活も少しずつ戻りつつあった。
赤と黒の戦いの残光はまだ街の片隅に残るが、昼間の光はそれを柔らかく包み込み、平和のように見えた。
「都市の復興は順調か……?」
欠番・春日は刀を腰に差し、街を見下ろすビルの屋上に立っていた。
刀は静かに光を帯び、戦いの余韻を都市全域に伝えているかのようだった。
渋谷の端末が振動する。
「春日、北部区画で微弱な波動を検知。前回の都市全域戦の余波とは違う」
「……見逃せないな」
欠番・春日は刀を握り直し、都市全域の制御を再確認する。
都市の静寂の裏では、黒幕の影が再び動き始めていた。
表には見えないが、廃ビル群や地下通路では微細な異常が確認される。
「奴は、静かに次の一手を打とうとしている」
仲間たちも都市全域の監視網を強化しつつ、新たな戦いへの準備を進める。
その夜、刀が微かに赤く光る。
春日はその光に異変の兆しを感じ取り、都市の夜空を見上げた。
「……新しい力か、それとも警告か」
都市の静寂の中で、刀と都市全域の波動が微かに共鳴する。
仲間たちが集まり、都市防衛の方針を再確認する。
北区戦、都市全域戦を経て、全員の経験と連携は格段に上がっていた。
「次に来る戦いも、絶対に負けられない」
欠番・春日は刀を握り、決意を新たにする。
都市再建の静けさ――その影に潜む黒幕の影――
第七巻は、静寂の前触れと共に、新たな戦いの序章を告げる。
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