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そんなダグラスとマイクスの出来事も知らず
ウォルフは部屋に戻って来た。
「いやぁ、すごいっすね!トイレもキラキラ!」
そんな事を言いながら笑っているウォルフを見た2人は
先程までの緊張した雰囲気から少し笑顔になっていた。
一方、リアリスの様子はというと
ドレスに囲まれてグッタリとしていた。
「うーん、ちょっと違うわね。瞳の色と合わないわ。」
「そうね、リアリスさんこちらも着てみましょうか?」
ダグラスの2人の姉、ソフィアとマリナは次々とドレスを選んでいた。
リアリスは言われるがままドレスを次々に試着して行ったが
もう限界が近くなっている。
すると、上の姉のソフィアが口を開いた。
「王国軍の正装は何色だったかしら?」
「黒じゃなかったかしら?」
マリナの答えを聞いたソフィアは
まだ着ていないドレスを見回しながら何やら考えている。
そして、あるドレスの所で止まった。
「リアリスさん、次はこれを着てみてちょうだい。」
「は、はい…分かりました。」
着ているドレスを店員が2人がかりで脱がし、そしてまた新しいドレスを着せて行く。
自分は何もしないで立っているだけだが、どうしてこんなにも体力を消耗するのだろう…。
恐るべし貴婦人のドレス!!
今まで貴婦人が着るようなちゃんとしたドレスを着て来なかったリアリスにとってはかなりの拷問だ。
ドレスの動きにくさもあるが、1番はコルセットだった。
物凄い力で締め上げられ、最初は息ができなかったくらいだ。
それでも、ダグラスの2人の姉にまでお世話になっていると思うと弱音は吐けないとリアリスは力を振り絞った。
「お嬢様、出来上がりました。」
店員が着替えの仕切りになっているカーテンを開ける。
すると、ソフィアとマリナは「まぁ!」という声をあげた。
「リアリスさん、とってもいいわ!すごく素敵!」
下の姉のマリナが手を叩いてリアリスに駆け寄る。
上の姉のソフィアもうんうんと頷いている。
「やはりこれだったわね!ダグラスの正装と色合いもピッタリだわ!」
ドレスが決まったので、ほっとするリアリス。
さぁ、これで帰れると思ったのだが新しい店員がやって来た。
「ドレスに付けるアクセサリーをお持ちしました。」
ア、アクセサリー?
リアリスはまだ買い物が続くのかとがっかりしている。
「リアリスさんはどれが好みかしら?」
マリナがリアリスにアクセサリーを見せてくる。
しかし、リアリスはアクセサリーなどつけた事がないので全く分からない。
「いえ、私は全く分かりませんのでお任せします。」
「そう?それじゃあ、私たちで選ぶわね!」
マリナはアクセサリーが入った箱を次々とリアリスに合わせて行った。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
久しぶりの更新です( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
昔のドレスはコルセットを付けて
ウエストをキュッと絞めて細く見せる…
大変ですね(汗)
昔、映画「風と共に去りぬ」で
主人公がベッドの柱に捕まってコルセットを絞める場面を見て驚きました。
私はあの時代の人じゃなくてよかった…。




