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一方、別室に案内された男3人。
何とも言えない雰囲気が漂っている。
とは言え、その雰囲気を感じていないのはウォルフだけだった。
「こんな凄い所、初めて入りました!」
ウォルフが周りをキョロキョロしながら言った。
「私も初めてですよ。普段は用事がないですからね。」
ダグラスは出された紅茶を飲みながら答えた。
そして、その姿をじっと見ているのはマイクスだ。
ダグラスの事をじっと見ている。
マイクスは何も言わず、ただ黙って紅茶を飲んでいた。
しばらくしてウォルフが立ち上がった。
「あの、俺…えっと、ちょっとお手洗いに行って来ます。」
部屋に控えていた店員がウォルフをお手洗いまで案内して部屋を出て行った。
2人きりになったダグラスとマイクス。
しばらく沈黙だったが、マイクスが口を開いた。
「あの、クォーツ将軍にお聞きしたい事が。」
「なんでしょう。」
ダグラスはマイクスに向き直る。
「失礼ながら、リアリス嬢とは…どういうご関係ですか?」
ダグラスは一瞬鋭い目つきになった。
「どういう…と言いますと?」
「今度の叙勲式でお2人はパートナーとしてご出席されるのですよね?結婚前の男女がパートナーになるという事はお2人のご関係は…こ、恋人なのでしょうか?」
マイクスが思い切って言うと、ダグラスは少し笑った。
「いえ、恋人ではありませんよ。」
ダグラスの答えにマイクスは少しホッとした。
しかし、その後ダグラスが付け足した答えを聞いて緊張が走る。
「まだ。恋人ではありません。」
「まだ?」
「ええ。マイクス殿もリアリス嬢に好意を持たれているようなのでハッキリと言いますが、私はリアリス嬢が好きです。」
やっぱり…そうだった。
マイクスはダグラスをグッと睨みつけた。
「私は私なりにリアリス嬢にアプローチしております。いずれはプロポーズをして結婚したいと思ったいます。」
ダグラスは男らしく自分の気持ちを話した。
マイクスも負けていられない。
「そうですか、では私たちはライバルという事ですね。」
ダグラスはまた目つきが鋭くなる。
「私もリアリス嬢にアプローチしてプロポーズをしたいと思っています。今回はクォーツ将軍に先を越されましたが、私も男らしく戦いたいと思っています。」
するとダグラスは鋭い目つきのままマイクスに言った。
「分かりました。これは王宮での身分に関係なく、男同士の勝負という事ですね。」
普段から大きく雲の上の存在である将軍の姿は、マイクスにとって今までにないくらい威圧感があった。
しかし、マイクスも負けられないと力を振り絞った。
「はい!」
2人はガッチリと握手を交わした。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
目の調子が良くなったら
今度は花粉ԅ(¯﹃¯ԅ)
辛いです…。




