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「おい、マイクス。お前さ、まだ諦めてないわけ?」
「当たり前だろう。俺の決心はそんな簡単なものではない。」
リアリスとダグラスのすぐ後ろを歩きながら、2人は小声で話し出す。
「あのな、お前が責任って言ってるとだな…逆効果だって何回も言ったろ?」
「責任だけではないよ。きちんとリアリス嬢の事も想っている。それにお前と決闘しなきゃならないんならするぞ。」
「それはリアがお前のプロポーズを受けたらな。」
するとマイクスは前を歩く2人をじっと見ていた。
「リアリス嬢と将軍の関係をお前は知ってるか?」
マイクスが2人を見ながらウォルフに聞く。
「俺もあんまり詳しくは知らないけど、リアの脚が治るまで手助けしてくださったらしいぞ?」
「ふーん」
マイクスは内心面白くなかった。
もし自分がメイド塔に自由に出入りできる立場なら、リアリスの手助けが出来たはずだからだ。
「それで、どうして将軍がリアリス嬢と街に行くんだ?」
「おお!それがさ、なんか今度の叙勲式のパートナーをしてくださるそうなんだ。」
「え?なんだって!」
思わず大きな声で叫んでしまったマイクス。
その声に前を歩く2人も振り返っていた。
ウォルフは何でもないとジェスチャーして
またみんな歩き出す。
マイクスは後ろからダグラスの背中を見ていた。
「パートナーって…いつそんな事になったんだよ…」
マイクスはダグラスに2歩も3歩も先に進まれている状況を知り、愕然とした。
この国では、何かのお祝いがある場合は
パートナーを連れて出席するのが慣わしだった。
既婚者であれば夫や妻を。
独身者であれば、家族などを連れて出席する場合が多い。
独身者が家族以外の異性をパートナーにした場合は
何らかの理由があるからだ。
例えば、恋人や婚約者などだった。
ダグラスは独身者なので、リアリスをパートナーに選んだ場合かなりの噂になるに違いない。
「なぁ、ウォルフ。将軍のパートナーって事は2人は恋人とかなのか?」
「はぁ?違うよ。」
ウォルフがマイクスの背中をポンと叩く。
「今回はリアも国王様からお祝いをいただくんだ。だから、将軍と出席しても問題ないんだよ。」
恋人や婚約者以外の独身者同士がパートナーになっても良いケースがある。
それはそれぞれがそのお祝いの主役である事。
今回は、ダグラスもリアリスもお祝いされる側という事なのでその稀なケースだとウォルフは言う。
「そうか…」
マイクスはウォルフの言葉に少し安心したが
ダグラスがリアリスを見る表情が心に引っかかっていたのだった。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
ここ何日か、目の調子が悪く
執筆をお休みしております。
更新ができず申し訳ありません(涙)
目が回復しましたら、また執筆再開致しますので
しばらく更新が少なくなるかと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。




