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恥ずかしさで顔を覆っているリアリスの姿を見た時は、胸が張り裂けそうだった。
「殿下?どうされました?」
母である王妃に挨拶を済ませ、急いでメイド塔に向かっていたデラルージュはその光景を見ながら固まっていた。
何故、クォーツ将軍がリアリスちゃんを…
しかもお姫様抱っこだと?!
どう言う事なんだ…あの2人、知り合いだったのか?
頭の中で様々な事がぐるぐると回り出す。
デラルージュは反対の廊下から2人の姿を見送るしか出来なかった。
しかし、次に気づいた時
デラルージュは無意識に2人を追っていた。
後ろから側近達から追いかけてくる。
「殿下!メイド塔に行かれるのではないのですか?」
「いや、今変わった。」
デラルージュは2人の姿を見据えたまま、隠密のように後を追って行く。
すると、到着したのは医務室だった。
「医務室?」
何故、医務室に?
医務室…お姫様抱っこ…クォーツ将軍…。
ブツブツと独り言を言うデラルージュ。
すると一つの結果が出た。
「そうか!リアリスちゃん体調が悪いのか!そうか!それでたまたま通りかかったクォーツ将軍が手を貸して…!そうか!そうだな!」
勘違いした結果を頭の中で生み出したデラルージュは
しばらく医務室の前でダグラスが出てくるのを待とうと思った。
しかし、一向に出て来ない。
「どうしたんだろう…まさか!何かあったのか?」
デラルージュはとっさに医務室のドアをノックして中に入って行った。
開けた時、姿を見せたのが王太子だった為
医務室の職員は全員固まっていた。
「あ、あの…殿下。どうなされましたか?」
1人の医者がデラルージュに話しかける。
「今ここに、クォーツ将軍が入って来たと思うのだが。」
「あ、はい!クォーツ将軍ですね!あちらの部屋におります。」
医者が指を指したのは処置室だった。
そこは怪我をしたり簡単な手術をしたりする部屋で
少し具合が悪いくらいでは使われない部屋だった。
デラルージュに嫌な緊張が走る。
まさか!怪我をしたのか?
デラルージュは無意識に処置室のドアを勢いよく開けた。
「リアリスちゃん!」
すると、そこにはクォーツ将軍が。
そして、椅子に座って処置を受けているリアリスがいた。
デラルージュは駆け寄りリアリスの前に行く。
「リアリスちゃん!怪我をしたのか!」
あまりの急な出来事にポカンとデラルージュを見ているリアリス。
そして、ダグラスや処置をしていた医者も同じ様子だった。
「どうしたんだ!はっ!腕に!腕に怪我をしているじゃないか!何で!どうして!」
デラルージュは目の前の光景がショックだったのか
周りのことなど目に入ってないないようだ。
この場面で自分が来てしまったら、この後どうなるかさえも分からないデラルージュであった。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
今日の夜ごはんは
知人が送ってくれた「ほっけ」。
顔くらいの大きさですよ(笑)
びっくりだな!おい!
そして、おいしい!
美味しくて困る!!




