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「殿下、そろそろ王都に近づいてまいりましたので衣服を整えてください。」
「え?いいじゃないか、このままで。」
「いいえ、いけません!王太子殿下ともあろう方がそんな乱れた服装では。王都では民も出迎えていますので。」
「…わかったよ。」
部隊に付いていた近衛兵から言われ、馬を降りてしぶしぶ衣服を整えるデラルージュ。
近衛兵の1人が、デラルージュの髪を整えて綺麗に束ねてくれた。
「王太子って面倒だなぁ。」
「そんな事をおっしゃらないでください。」
自分の立場は分かっている。
いつもどんな時もきちんとして身なりで国民の前に立たなくてはならない。
それが国民に安心を与えるのだ。
でも、たまにそれを全て捨てて違う自分になりたいと思う。
出来ないとわかっていても夢を見るくらいは良いだろう…と。
しかし、最近は違う自分をさらけ出す時間を見つけた。
それがリアリスだった。
リアリスの前ではデラルージュではなく、ディとして居られる。
できればこのままディとしてリアリスと交流出来たらと思う。
しかし、それは出来ないだろう。
リアリスちゃんが他から知る前に自分の口から言おう。
デラルージュは王都に帰ったら、真っ先にリアリスにこの事を伝えようと思っている。
「とりあえず、パパッと陛下に報告しよう。」
デラルージュは王宮へ急いだ。
王宮では、デラルージュの帰還とダグラスの帰還が重なった。
出迎えの人達でごった返す王宮前で、2人は再会した。
「将軍!」
ダグラスはデラルージュの前で一礼した。
「殿下、ご無事で何よりです。」
「いや、将軍の作戦のおかけだよ。僕の出番はほとんどなかった。」
デラルージュは笑っている。
「いえ、殿下が本隊を率いてくださってので私も安心してお任せできたのです。」
「口がうまいな。」
デラルージュはダグラスに右手を出した。
ダグラスもそれに気付き、頭を下げてその手を取った。
「これは戦友の握手だ。」
「ありがとうございます。」
デラルージュとダグラスは固い握手を交わした。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
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作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
今後の更新ですが
1週間程お休みさせていただきます(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
何卒よろしくお願い致します。
また1週間後にお会いしましょー!!




