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その場面を見てホッとするリアリス。

すると急に腕に痛みが走る。


「痛っ。」


痛みが走った腕を見ると、服が破れて血が滲んでいた。


「リア!腕を切られたのか!」


「うん、そうみたい…」


それを聞いたマイクスは気絶している男を掴み上げる。


「くそっ!なんて事を!」


マイクスは今まで感じたことのない怒りが込み上げて来た。

リアリスを傷つけたこの男を殺したい。


男を掴み上げ歯軋りするマイクスにリアリスが話しかける。


「マイクス様、私は大丈夫です。離れた拍子にナイフが当たっただけですから。」


「いや、しかし!」


マイクスの怒りはまだ収まらない。


すると騒ぎを聞きつけたメイド長が駆けつけた。


「リアリスさん!」


メイド長がリアリスに駆け寄る。


メイド長は持っていたハンカチでリアリスの腕を縛った。


「申し訳ないありませんが、リアリスを医務室までお願いします。俺は犯人を騎士団の詰め所まで連れて行きますので。」


「ええ、わかりました。」


「申し訳ありません。突き出したらすぐに俺も向かいます。」


そう言って、ウォルフは怒りが収まらないマイクスと犯人を連れて行った。



医務室で手当を受けている最中、ディアが駆け込んできた。


「リア!」


「ディア…」


ディアを見ると涙で顔がぐちゃぐちゃになっていた。


「ごめんなさい…私がお風呂にいたばかりに。一緒に行っていればこんな事にはならなかったのに。」


「ディアのせいじゃない!そんな事言わないで!」


ディアはリアリスの手を握ってまた泣いている。


処置が終わった頃、ウォルフもやって来た。


「リア、大丈夫か?」


「ええ、大丈夫よ。それで…マイクス様は?さっき、相当血が上っていたように見えたけど。」


「ああ、あいつなら今ちょっと頭を冷やしてるよ。詰め所に行くまで大変だったんだ。気絶してるやつに殴りかかろうとしたり…まぁ色々。」


マイクスはウォルフの妹である私の事を家族のように思ってくれている。

目の前で家族が傷つけられたら誰だって怒りで爆破するだろう。

リアリスはマイクスに心配をかけてしまった事が申し訳なかった。


「先生、傷の具合は?」


ウォルフは医務室の医師に問う。


「そう深くない傷だから、血は止まっているし大丈夫だろう。でも、傷跡はもしかしたら少し残るかもしれない。しかし、最善は尽くすよ。今日の所はここで休むように、傷が化膿しないように化膿止めの点滴をするからね。それと、足首を捻挫しているならそちらの処置もしておこう。」


医師はリアリスをベッドに寝かせ、点滴をする。

ウォルフは取り調べがあるからと騎士団に戻って行った。


リアリスは疲れてしまったのか、そのまま眠りに落ちていた。



「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و



お節の残りをアレンジしました。

煮物をコロッケにしてみたんですが

めちゃくちゃ美味しかったです。

煮物を細かく刻んでじゃがいもと混ぜて

コロッケにするだけで

あんなに残っていた煮物が

あっという間になくなりました。


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