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その日から、夜だけ騎士団の警備が開始された。
夜の間、塔の中の見回りをしてくれるそうだ。
リアリスは兄のウォルフが騎士団にいるし、騎士団の食堂の手伝いをしていた事もあって大抵の騎士達と顔見知りだ。
「リアリス嬢!お元気でしたか?」
食堂でよく顔を合わせていた騎士がリアリスに話しかける。
「お久しぶりです。はい、元気しておりました。本日から警備をよろしくお願い致します。」
「はい!お任せを!」
顔見知りの騎士はにこやかに敬礼をした。
「あの、リアリス嬢。」
ふと、顔見知りの騎士が小さな声でリアリスに言った。
「大丈夫かとは思いますが、夜はなるべくお部屋から出ない方がよろしいかと。」
「え?あ、はい。」
「おそらくお聞きになっていると思いますが、スパイの噂を。」
スパイという言葉が出てリアリスは緊張した。
「あの噂は本当なのですか?」
心配そうにリアリスは聞いた。
「え、ええ。今、騎士団と近衛隊とで捜査をしている最中です。こんな時ですから、物騒な話ですがおそらく本当かと。」
「そうなのですね…分かりました。メイド達にも連絡しておきますわ。」
リアリスは顔見知りの騎士にお礼を言い、その場を離れた。
メイド長にその事を伝え、メイド全員に注意が言い渡された。
とは言え、メイドは夜中も仕事があるので夜勤の人数を増やして1人での行動をしないという注意も出された。
王宮に出入りする者も今まで以上に厳しい検査がなされた。
出入りする約束のない者、通行書を持っていない者は入ることが出来なかった。
「何となく、王宮の雰囲気が変わったよな。」
騎士団からメイド塔に向かうウォルフとマイクスが話す。
「ああ、水面下ではあるが厳戒態勢って感じだ。」
「まぁ、もし怪しいやつが居たとしても俺たち2人がいれば問題ないさ。」
ウォルフがマイクスの背中を叩く。
「痛いだろうが。」
マイクスはウォルフをじろっと睨んだ。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
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作者のぎゆりですଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧
皆様、明けましておめでとうございます。
本年も「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」を
どうぞ宜しくお願い致します。
今年もマイペースですが
頑張りまーす( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎




