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デラルージュ率いる本隊を見送った国王は
自分の執務室の壁に掛かる大きな地図を見ていた。
その地図には大陸全部が絵ががれており、グランパリエは真ん中にある。
「まさか、私の代でまた争う事になろうとは。」
今の国王は争いが嫌いだった。
先代までの国王が争いを鎮めてくれたおかげで自分の代ではこの国がこの大陸が豊かになる事を望んだのだ。
その為にグランパリエ王国では、様々な改革が行われた。
王都だけではなくグランパリエ国内の隅々まで豊かに出来るようにと、国王は願っている。
レイブローとの戦いで我が国を荒らす事は断じて出来ない…
国王は最近頼もしくなってきた王太子デラルージュと若き将軍ダグラス・クォーツの力に期待した。
デラルージュからの手紙を受け取ったメイド長は
その筆跡、そして差出人のディという文字を見てピンと来た。
しかもこの手紙を恭しく持ってきたのは王太子の側近だ。
「どうしたものかしら…まさか王太子殿下までリアリスさんを狙っているなんて…。」
メイド長は手紙をジッと見る。
その時、執務室にリアリスとディアが帰って来た。
「戻りました。」
「ああ、お帰りなさい。で、どうでした?みなさをの様子は。」
最近、メイドの間で風邪が流行り何人かが寝込んでいると報告を受けたメイド長はリアリスとディアに様子を見に行かせていた。
「はい、何人かは快方に向かっていますがまた新たに3人寝込みました。」
「あら、そうなのね。では、欠員が出た所に新たに配置しなければならないわね。」
そう言うと、メイド長は席を立った。
そして、リアリスにデラルージュの側近から受け取った手紙を渡す。
「これは?」
リアリスは手紙を見てメイド長に聞く。
「あなたのファンの1人からよ。」
そう言って執務室を出て行った。
ディアはリアリスの手にある手紙を見て言った。
「あなたのファンって?ダグラス様以外にもいるの?ねぇ!誰?誰からのお手紙?」
子供の様に教えて教えてと騒ぐディア。
「ちょ、ちょっと!ディア!待って待って落ち着いて!」
リアリスは改めて手紙に目をやった。
手紙の差出人はディだった。
「ディ様だわ…」
「え?ディ様?ディ様って?リアリス!まさか…浮気?」
「ちょっとやめてちょうだい。浮気だなんて…私は誰の物でもありません。」
「うふふ…そうね、まだね。」
ディアの不敵な笑顔を見ないように、リアリスは手紙にまた視線を戻した。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりですଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧
さて、いよいよ年末感が出て参りまして
我が家は昨日と今日、年末の買い出しでごさいました。
まぁ、私は大晦日までお仕事という事で
今年のお節作りは母にほとんどお任せ(笑)
とは言え、毎年私が担当している数の子は
絶対に他には任せられない!
数の子は私の使命です( ¨̮ )
年が明けたら思いきり数の子食べまくります!!




