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ダグラスはふと王宮を見上げる。

そこには恋しいリアリスがいるメイド塔があった。


「出発する前に会いたかった。」


ボソッと口に出した時、メイド塔の1つの窓が開いた。

そして、そこから見慣れた姿が見える。

リアリスが窓から手を振っているのだ。


ダグラスは見間違いかと思った。

しかし、ダグラスはとても目が良い。

軍でもダグラスより目の良い者はいない程だ。


リアリスが大きく手を振ってくれている事に驚きと喜びで

ダグラスは思わず手を振り返していた。


ああ…幸せだ。

リアリス嬢が見送ってくれている。


ダグラスは夢見心地だった。

今まで軍の同僚や部下の恋人が見送りに来ているのを見た事があった。

見送られた者たちは皆幸せそうな顔。

ダグラスにはその気持ちがいまいち理解が出来なかったが

今なら分かる気がする。


戦いが終わったら、真っ先に帰ってリアリス嬢に想いを告げよう。


ダグラスは固く心に誓った。



ダグラスの周りにいる軍の部下達は

今、目の前で起こっている出来事に驚いていた。


「将軍が手を振っている!」


「しかも少し笑顔!」


「なんだ!なんか変なもの食ったのか?」


誰も口には出さないが、あの将軍にも春が来たのか!と

みんな内心大喜びだ。


すると、列の少し後ろにいた副将軍が馬を早足にさせダグラスに近づいた。


「将軍、さすがにそのお顔は。」


副将軍の言葉にハッと我に帰るダグラス。


何事もなかったかのように、真顔に戻る。


「そんなにひどい顔だったか。」


「はい。もうこの世の物とは思えないほど緩んでおいでです。」


ダグラスは1つ咳払いをした。


「すまん。」


「いえ、ようございました。将軍にも遅い春ですな。」


副将軍はにこやかに笑い後ろへと戻って行く。


もう1度メイド塔に目をやると、先程のリアリスの姿はもうなかった。


しかし、ダグラスの心は晴れていた。

自分のような強面の軍人にも優しく手を振ってくれる女性に出会えた事が何より嬉しかった。


リアリス嬢の為にも、早急にかたをつけなくては。


ダグラスはもう1度心に固く誓った。




「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و


明日はクリスマスイヴですね。

クリスマスイヴ…仕事です(笑)


結婚してからクリスマスイヴは

家族で過ごすおうちクリスマスになりました。

独身時代はクリスマスイヴをどう過ごすか?と言うのが

毎年大問題でしたねぇ。

元々あまり外食が好きではなかったので

クリスマスイヴだからと

混んでいるレストランにわざわざ行くのも

好きではなかったんですが…

彼氏が予約してくれたからと、まぁ内心渋々行っていた感がありました。


今年のクリスマスイヴは家族みんな

予定があったり仕事だったりなので

おうちクリスマスもありませーん(笑)


楽でいいわぁ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°


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