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将軍であるダグラスは、今まで沢山の戦場に赴いた。
ダグラスが軍に入ってからは大きな戦争はなかったが
ダグラスはその戦いの中で沢山の功績をあげた将軍である。
「将軍!準備が整いました!」
「そうか、では行こう。」
年のわりに落ち着きのある話し方や声。
そして、威厳が漂う仕草はそうしたダグラスの今まで功績や周りからの賛美の賜だった。
レイブローの偵察を終えて1週間後の今日。
ダグラス達、王国軍は王宮を出発する。
王都の住民には国境付近の治安の強化という名目で王国軍が王都を出発するとお触れが出ていた。
「国境付近にレイブローが侵略してくるのだから間違えたお触れではない。」
無意味な不安を抱かせないようにという国王の配慮だった。
その為、出発の式典も小規模にして
王宮で働く者も見送りには参列しないようにという事だった。
ダグラスは銀に漆黒の鎧を付け、戦場で共に戦う愛馬に乗った。
そして、数段高くなった舞台に立つ国王に一礼する。
「我がグランパリエ王国軍、これから出発致します!」
ダグラスの声と同時に1000を超える軍が一斉に頭を下げた。
「我がグランパリエ王国はそなた達の働きにより守られる。必ず無事に戻るように!」
「はっ!かしこまりました!」
ダグラスは国王に一礼すると後ろを向き言った。
「それでは出発!!」
「「「おー!!」」」
ダグラスを先頭に軍が動き出した。
リアリスはメイド塔の窓から王宮の庭を見ていた。
軍の見送りは出来ないが、少しでもダグラスの姿を見て無事を祈ろうと思った。
リアリスが窓の外に軍が見えないかと気にしていると
チラチラと王国軍の旗が見えた。
はっ!としてその辺りを見る。
すると、軍の姿が見えた。
リアリスは列の1番先頭を確かめる。
そこには銀と漆黒の鎧を纏ったダグラスがいた。
「ダグラス様…」
リアリスは窓を開けて身を乗り出す。
すると、ダグラスがこちらを見ている。
そして、次の瞬間ダグラスとリアリスは目が合ったように見えた。
「ダグラス様…どうぞご無事で。」
リアリスは手を大きく振る。
ダグラスには見えていないかもしれない。
でも、それでも良かった。
無事に帰って来て欲しいという祈りをダグラスに贈りたかったのだ。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
ワクチンの副反応で寝込んでおりました。
4回目でしたが辛かったぁ。
熱と頭痛。
フラフラでした…。




