↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
61/113

60

「リアリス嬢!」


向こうから走って来るのは、ダグラスだった。


「ダグラス様?」


さっきまで物凄く遠くに居たのに

あっという間に間近まで来ている。


ダグラス様…すごく早い。


ダグラスはいつもの王国軍の制服ではなく

遠乗りする時のような身軽な装いだった。


「ダグラス様、どうなさったのですか?」


「ハァハァ…リアリス…嬢。探し…ました。」


ダグラスを見ると額に大粒の汗をかいている。


顔をしかめて荒い息を整えているダグラスはいつもより色っぽく見える。


どうしたのかしら…ドキドキしてる…。


リアリスの心臓がバクバク言っている。

リアリスはダグラスの息が整うまで少し待っていた。


ダグラスはすぐ息を整えて、リアリスに向き合った。


「リアリス嬢、先程王都に帰還致しました。」


「そ、そうなのですね。」


「はい。取り急ぎ、リアリス嬢にお伝えしたい事がありまして。」


「何でしょうか。」


ダグラスは周りをチラチラと見ると、リアリスの手を取り庭のベンチに腰を下ろした。


「あまり口外しないでいただきたいのですが…」


「は、はい。」


何だか深刻な話の予感がして少し緊張するリアリス。


「実は、隣国のレイブローが攻め入ってくる模様でして。」


「え!!」


驚いて思わず大きな声が出てしまったリアリス。

ダグラスはシィーッ!と人差し指を口に当てた。


「この様な事は、本当は私も口外してはならないのですが…リアリス嬢の事が心配で。万が一にも王都まで敵が入って来る事はないと思いますが、我が王国軍が城を出発した後はあまり出歩かないようにしてください。」


リアリスはコクコクと頷く。


「この様な時は街の治安も悪くなります。おそらく、王都には敵国のスパイも沢山いると思います。街に出る事があれば、必ず護衛をお付けください。いいですね?」


リアリスはしっかり頷いた。


「あ、あの。ダグラス様は大丈夫なのですか?王国軍を率いて出兵されるのですよね?」


「はい。でも大丈夫です。国境から入って来る敵は私が全て倒しますから。安心してください。」


そう言ってダグラスはドンと胸を叩いて笑った。


「分かりました。ダグラス様の言う通りにします。」


リアリスがそう言うとダグラスは立ち上がった。


「あ、あの!」


リアリスはダグラスに声をかける。


「ダグラス様、必ずご無事でお戻りください。」


ダグラスはリアリスの言葉に少し感動したような表情をして、微笑んだ。


「はい、必ず戻って参ります。それから…この戦いにカタが付いたら…また会っていただけますか?」


「え?は、はい。」


リアリスはダグラスが言っている意味がいまいち分かっていなかった。


また会うって、今までも会っていたのに。

どう言う意味かしら?


「あの…王宮の中ではなく…リアリス嬢を我が家にご招待…したいのです。」


「え?ご招待?」


ダグラスの口から思いもよらない言葉が出てリアリスは困惑した。


恋人でもないのに、お宅にお邪魔するというのは…。


そんなリアリスの困惑顔を見たダグラスは慌てて付け足した。


「あ、いや、実は我が家には姉が2人おりまして。お茶会に是非リアリス嬢をと。」


「そういう事ですか!それでしたら、是非!楽しみにしております。」


ダグラスはホッとした顔になる。


「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりですଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧


今日は寒いです。

今シーズン初めてダウンコートを着ました。


風邪も良くなったばかりだし

いやこれは着ないとダメだなと思ったので。


12月に入って冬本番!って感じですね。

皆様もお元気でお過ごしくださーい◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。