↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
47/113

44

「クローディア嬢…」


ラッシュはなんと言葉をかけていいのか分からない。


ディアが自分に好意を持ってくれているのは分かる。

自分の気持ちはどうなのか?と考えたが

会えなくなり心にぽっかり穴が空いたような感じだった。

おそらく自分もディアに好意を持っていたのだろう。


騎士として生きてきた20年以上。

この国を王を守る事だけに命をかけてきた。

そして、今は自分の後継者を育てるという楽しみもある。

自分は騎士として生き死んでいくのが願いだ。


侯爵家の次男として分家を守らなくてはならない責任。

その為には自分の跡継ぎを作らなくてはならない。

今まで沢山の縁談があった。

目を背けてはならない事だと分かっていても、なかなか結婚に踏み切れなかった。


騎士として死ぬ時、残された家族はどうなるのか?

それならばいっその事、侯爵家の次男という身分を放棄して騎士としてだけ生きて行けば良いのではないか?


どちらにしろなかなか決心する事が出来ず

この年になってしまった。



数年前にラッシュ侯爵家の当主であった父が亡くなった。

兄がその後を継ぎ、当主になった。

兄は昔からとても才能のある人だった。

子供の頃から父は兄を至る所に同行させ、当主としての勉強をさせていた。

だから、兄が当主になる事は当たり前の事だったし最善だった。


ある程度、兄が当主として基盤を固めたという理由から

今度は分家をしっかり整えるという話が持ち上がった。


「ジョージ!早く結婚しなさい!」


というのが口癖だった、叔母が会いにきたのである。


父の弟の妻である叔母は、早くに死んだ叔父に代わり

分家をまとめてきた。

しかし、叔父と叔母には子供が居なかった。


いや、正確に言うと居たのだが居なくなったのだ。


自分より3歳年上の従兄弟が居たのだが、11歳の時流行病でこの世を去った。


叔母は自分を本当の子供のように可愛がってくれ、心配もしてくれている。

わざわざ王宮に会いにきたのも、分家を早く継いで落ち着いて欲しいという気持ちなのだろう。


先日の訪問では、沢山のお見合い写真を抱えてきた。


「あなたも40歳になるのだから、贅沢は言っていられないわ。身分はどうあれ、身体が丈夫でなるべく若い子がいいと思うのよ。」


40歳の自分に若い子が嫁に来てくれるなんて、そんな都合の良い事があるだろうか?


その時、ふと頭によぎったのは

最近、いつもお菓子を差し入れしてくれるディアの顔だった。



「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و



リアリスのお祖父様の部下であったビシェットが経営している「木馬亭」。

こちらの食堂は、温かみのある家庭料理が評判の人気店です。

元王国軍の兵士だった屈強なビシェットが作るあたたかい家庭料理。

…ビシェット、大きな身体で料理が得意なんて…

めっちゃ可愛い(笑)

そんな事を思いながら書いておりました。


そして、奥さんには弱いという所も可愛い(笑)


そんなビシェットを慕う王国軍の兵士や騎士団の騎士達が集うお店「木馬亭」。

今日も大繁盛です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。