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リアリスは、ラッシュ団長の結婚話の事でウォルフと食堂の前で話し込んでいた。
「それがさ、団長に聞いたらそんな話はないって言われたんだよ。」
「え?そうなの?でも、確かに話を聞いたって。」
リアリスとウォルフはどう言う事なのか分からず、考え込んでいた。
「団長はそんな嘘をつく人じゃないからな。きっと本当にないんだと思うぞ?」
確かにウォルフから聞くラッシュ団長の人柄は、そんな人には思えない。
じゃあ、どういう事なのかしら?
ディアは何を聞いたのかしら?
「とりあえず分かったわ。ありがとうお兄様。」
「ああ!また何か情報があったら教えるからさ。クローディアちゃんに元気出せって伝えておいてくれ。」
そう言ってウォルフは去って行った。
ディアの名前は全く出していないが、まあ仕方ない。
あれだけラッシュ団長に差し入れしていたのだから、周りも気づかない訳がない。
おそらくラッシュ団長も何となく気づいてはいるだろう。
兄からそんな事を聞かれて、その後ろに私やディアがいるのは明らかだから。
気を取り直し、リアリスは騎士団の食堂に入る。
騎士団の食堂の手伝いの最終日。
ディアがお休みという事で残念だが、細やかなお別れ会をしてくれた。
食堂で働く料理人達はとても気のいい職人ばかりで、リアリスやディアにとても親切にしてくれた。
料理人達のほとんどは平民の出身なので、はじめは貴族のご令嬢に手伝いをしてもらうなんて!と遠慮気味だったが
今では昔からの仲間のように接してくれる。
リアリスもディアも貴族のご令嬢とはいえ
そこまで高い爵位の家柄でもないので、気さくに接してもらえた方が気が楽なのだ。
「リアリスさん!本当にありがとうございました。リアリスさんやクローディアさんがいてくださって助かりました!」
「本当だよな!俺、なんか寂しいもん!」
そう言って涙ぐむ料理人もいる。
「みなさん、ありがとうございました。ディアの体調がすぐれなくて残念ですが、皆さんのお気持ちを必ずディアにも伝えますので!」
夜の仕込みがあるので、早々にお開きになったお別れ会。
沢山のお菓子や食べ物をプレゼントしてもらい、リアリスは皆に別れを告げて食堂を出た。
「さて、ディアは元気になったかしら。」
そう思いメイド塔に帰ろうとした時
騎士団の塔の廊下である人とバッタリ再会した。
「リアリス嬢!」
そう言って近づいて来たのは、ダグラス・クォーツ将軍だ。
何やら息を切らし駆け寄って来る。
強面の身体の大きな将軍が息を切らしている姿が何とも似合わない。
「ダグラス様、こんにちは。どうされたのですか?」
ダグラスはリアリスの前に来ると、急にモジモジし始めた。
「あ、いや、あの。食堂の手伝いは今日まで…ですか?」
「はい、先程皆様にお別れ会をしていただきまして。これから自室に帰る所です。」
「そうですか。間に合ってよかったです。」
すると、ダグラスは後ろから小さな包みを取り出した。
そしてそれをリアリスに渡す。
「あの、これは?」
「あ、あ、ええと。実は、私の部下達も騎士団の食堂をたまに使うのですが…リアリス嬢にもお世話になりましたので。お礼に…」
ダグラスかや渡された小さな包みは、とても可愛らしくまさかこの将軍の手から渡された物には見えない。
しかも、当の本人は真っ赤になってしまっている。
リアリス自身、将軍からわざわざお礼をいただく程の事をしたとは思えないがこの強面の将軍が真っ赤になりながら手渡してくれたと思うと不謹慎ながら可愛いと思ってしまった。
「お気遣いいただきまして、ありがとうございます。有り難くいただきます。」
すると、ダグラスはホッとした顔をした。
「こ、これは私の姉達が最近美味しいと言っていた菓子です。是非、ご友人と一緒に。」
「はい、ありがとうございます。」
では、とリアリスが別れの挨拶をしようとした時
ダグラスが慌てて言った。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです⸜( ´ ꒳ ` )⸝
リアリスとディアが手伝いに行った騎士団の食堂。
人気メニューはなんでしょう?
やっぱりお肉かな?ステーキとか、ハンバーグとか。
身体が資本の騎士団なので
モリモリ食べてほしいですよねー。
もし、騎士団の食堂で
食べ放題、ブッフェ的なものをやるとしたら?
メニューは何だろう?と考えるだけで
楽しくなってきちゃいます(笑)
やはり、カレーは外せないですよね。
あと、スパゲッティも絶対欲しい!
ウォルフなんかは
1回目からカレーを山盛り行っちゃいそうです(笑)
育ち盛りの男子高校生みたいな食べっぷりを期待ちゃいます。
でも、騎士団の食堂でこれをやってしまったら
料理人達が倒れちゃうのでやめときましょう。




