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25

次の日、泣きすぎて顔がパンパンに腫れたディアを

風邪気味という事にして休ませたリアリス。


ベッドに横になりながら

ラッシュ団長の結婚話を聞いてしまったという話を

ディアはぽつりぽつりと話してくれた。


話している最中も時々涙声になるディアが不憫に思え

朝早くから兄の元へと向かっている。


「それで、ラッシュ団長の結婚は本当なのか知りたいの。」


「ふーん。」


ディアの名前こそ出していないが

おそらくバレバレだろうなとリアリスは思った。


ウォルフはちょっと考えるそぶりをして答えた。


「分かった!じゃあ俺が団長に聞いて来てやるよ。」


「えっ!直接?」


勢いよく立ち上がったウォルフは

何故いけないんだ?という表情だ。


「だって…そんな直接だなんて。」


「団長はハッキリした人だし、周りで嗅ぎ回ったらバレちゃうよ。こういうのは直接聞いた方がいいんだ!」


「うーん。」


「大丈夫だよ。クローディアちゃんの事は言わないから。」


悩んでいるリアリスの肩をポンと叩いた。


「そうね…って!誰もディアの事だとはひと言も言ってないわよ!」


ウォルフは分かってるよ!という顔でニッコリ笑った。


「じゃ、俺は訓練行ってくるわ!リア、騎士団の食堂今日までだろ?後で行くわ!じゃーなー!」


ウォルフはあっという間に走り去っていた。


とりあえず、ラッシュ団長の結婚話の件はウォルフに任せてみようと思ったリアリスは

騎士団の食堂に向かった。


今日が騎士団の食堂のお手伝い最終日。

ディアがいないのは気になるが、お昼時の忙しい時間に向けて準備を始める。


お昼時に使う食器などを並べてから、各テーブルを綺麗に拭いていく。

しばらくすると厨房の方からいい匂いがして来た。


「今日はお肉だわ。」


お肉といえば、兄のウォルフだ。

昔からお肉に目がない。

お祖父様や父が狩りで獲物が大量だった日は

家族と使用人も総出でお屋敷の庭でバーベキューをした。

その時、最後までお肉を頬張るのがウォルフ。

それほどのお肉好きである。


昔の事を思い出しながら作業していると

あっという間にお昼時。


騎士団の食堂は騎士たちで満員である。


やはり、騎士たちもお肉が好物のようで

山盛りのお肉をどんどん平らげていく。


まるで大食い大会みたいだわ。


リアリスは心の中でクスリと笑った。




「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و



物語に出てきた、ハミルトン男爵家のバーベキュー。

狩りで大量だった時にお庭でやっていたお食事会ですね。

貴族がバーベキューとかやってもいいのかな?と思いましたが、まぁハミルトン男爵家なので(笑)

料理人も使用人も家族のハミルトン男爵家。

何でもありです٩( *˙0˙*)۶



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