↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
25/113

24

ディアは騎士団塔の廊下をウキウキしながら歩いていた。

お目当てのラッシュ団長の執務室は、塔の2階にある。

軽い足取りで階段を駆け上がり、執務室の前に立った。


さぁ、ノックしよう!と思った時

中から声が聞こえて来た。


「どういう事かしら?」


少し声を荒げている女性の声だ。


ディアは盗み聞きするつもりはなかったが

思わず息を殺してその声を聞いてしまった。


「わたくしは、結婚と言ったのです!」


結婚?どういう事?


ディアはその言葉に絶句した。

いけない事を聞いてしまったのかも!と後退りしたが

その後に聞こえた声で立ち止まる。


「いえ、私は結婚したくないとは言っていません。でも、少し待って欲しいのです。」


ラッシュ団長の声だ。


「少し時間をくださったら、私も決心しますので。」


その言葉にディアは言葉を失った。


ラッシュ団長様が結婚?

そ、そんな!


ディアは驚きとショックでその場から逃げ出していた。


物音に気づいたラッシュ団長が扉を開けると、そこには誰も居なかった。

ふと足元を見るとリボンの付いた包みが落ちていた。

中を開けるとクッキーが入っている。


「クローディア嬢?」


いつも美味しいお菓子を差し入れしてくれる、ディアの姿はなくお菓子の包みだけが残されていたのを見たラッシュ団長の顔は少し焦っていた。



その頃、ディアは人に見られるのも構わず走ったいた。

騎士団塔を抜けて、従女塔も走りすぎ、メイド塔の自室にたどり着くとドアを勢いよく閉めてその場にへたり込んでしまった。


ラッシュ団長様が結婚?

うそ!

私の作ったお菓子を美味しいって食べてくださったのに。


知らず知らずのうちに涙が溢れて来た。

しばらく涙が止まらなかったディア。


少し落ち着いた頃、リアリスが仕事を終えて自室に帰って来た。

そこで目にしたディアの姿にリアリスは驚いて駆け寄る。


「どうしたの?何があったの?」


ディアは何も言わなかった。

リアリスも今はそっとした方が良いのかもしれないと思い、リアリスの胸で泣いているディアの背中をずっとさすっていた。






「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )



出張先からの更新でございます。

今日もこれから夜まで缶詰です…(涙)


さて、ちょっと物語の雲行きが

何だか一波乱ありそうな感じになったまいりましたね。

書きながら私もこの後の展開にハラハラさせるかどうか…

色々迷いながら書いております。

恋には涙が付きもの。

という訳で次回もお楽しみに ٩( 'ω' )و


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。