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模擬訓練の日は、食堂の料理人達も

どちらが勝つか賭けをしているとかで

食堂を閉めて観戦するのが習わしなんだとか。

リアリスとディアも食堂の料理人達の近くで模擬訓練を見る事になった。


そう言えば、あの時私を助けてくれた強面の騎士様はどちらにいるのかしら?


ウォルフに聞こうと思っていたが、なかなかタイミングがなくついに聞けずじまいだった。


リアリスはキョロキョロしながら周りを見ていると

騎士団の方からこちらに手を振っている人がいる。

マイクスだ。


リアリスはチラッとマイクスに会釈して、また周りを見る。


あの方はいらっしゃらないわね。

騎士団の方じゃないのかしら?


ふとディアが気になり、横を見ると

大きな目をキラキラさせてある方向を見ていた。

リアリスもその方向を見てみると、そこにはディアのお気に入りの団長様がいる。


ああ、そういう事ね。


そして、その時リアリスは団長様の隣にいる人物に目をやった。

そこには先日、足台から落ちそうになったリアリスを助けてくれた強面の騎士がいたのだ。


あ!あの方だわ!

でも、あの制服…騎士団のとはちょっと違うかも?


この前見た時は気づかなかったが

強面の騎士が着ている制服は騎士団のとは色合いも形も違っていた。

元々、あまり王宮内の事情、主に男性について疎いリアリスは制服=騎士団と思ってしまったらしい。


「ねぇ、ディア。」


未だキラキラしているディアに話しかけると

ディアは団長様から目を離さず答えた。


「何?」


「あの団長様のお隣にいる方はどなた?」


リアリスがディアのおじさま好きの秘密がバレないようになるべく小声で話す。


「ん?団長様のお隣?えーと、ああ!あの方は王国軍のダグラス・クォーツ将軍様よ!」


「え?王国軍の将軍様?」


「そう!どうしたの?」


リアリスは先日足台から落ちそうな所を助けてもらった話をすると、ディアはみるみる乙女モードの顔に。


「まぁ!それは運命の出会いではないの?危ない所を助けていただくなんて!ロマンチックぅー。」


「何言っているのよ。」


「クォーツ将軍様は、公爵家のご長男よ!しかも、独身!ど・く・し・ん!でもねぇ、ちょっとお顔が怖い印象だから、あまり人気はないみたいなの。今まで浮いた噂がないのよ。でも、そこはほら!屈強な軍人が実は甘々でしたぁーっていうギャップがあっていいのではないかしら?」


ディアは小さくガッツポーズした。


そのガッツポーズの意味は?なんなのかしら?


「リア!助けていただいたのなら、お礼をしないといけないわねぇ。貴族の令嬢として、きちんとお礼しなきゃ!きゃは!」


きゃは!は余計として

お礼をしなければならないのは確かである。

騎士団にいる兄からもいつか機会があればお礼を言ってほしい。


後で、兄にきちんと話しておかなくては。


リアリスはそう思った。



「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりです(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ペコ



今日はずっと電波が不安定な場所にいて

更新が遅くなりました。

申し訳ありません( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

今月はこれからちょっとバタバタするので

遅くなる事が度々あるかと思いますが

何卒よろしくお願いします。

でも、頑張って執筆してまいります!


次回の更新もお楽しみにー!!


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