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食堂の職員やリアリス達が頑張ったおかげで
騎士団塔の食堂は予定より早く再開した。
今まで王宮の反対側の食堂まで行っていた騎士達は
通い慣れた食堂の再開を大変喜んでいる。
リアリスとディアは、男だらけの食堂で紅一点という理由で
腹ペコ騎士達の為に配膳している。
「リアリスちゃん!おかわりお願いします!」
「リアリス嬢、今日も可愛いねー!俺もおかわり!」
初めこそ、言われ慣れていない言葉に戸惑ったリアリスだったが今は慣れっこになっていた。
「はい、ありがとうございます。おかわりどうぞ〜。」
最後にニッコリ微笑むのは、サービスだ。
隣のディアは、リアリスから見ても女の子らしく小柄で可愛いので騎士団では大人気だ。
なんとかディアに顔を覚えて貰おうと頑張っている騎士達で大賑わい。
ディアもニコニコしながら、騎士達のアプローチを交わしている。
しかし、ディア本人は残念ながら年上好き。
年上と言っても15歳以上年上がストライクゾーンらしく
それを聞いたリアリスはかなり驚いた。
しかも、ディアには既に意中の人がいる。
王様のウィルズ筆頭秘書官だ。
なんと年齢は50歳らしい。
ディア曰く
「ウィルズ様は、物凄く渋いおじさまなのよ!あのシワの目立つ顔でにっこり笑いながら頭を撫で撫でされたら、昇天できる自信があるの!」
だそうだ。
とても残念。
ディア、残念。
ディアが騎士団塔に行くのをとても喜んだので
もちろん騎士達と会えるからなのだろうと思っていたが
そうではなかった。
ディアのお目当ては、騎士団の団長様。
こちらの団長様は40歳と先程のウィルズ筆頭秘書官より若めだが…。
ディアのストライクゾーンに十分入っている。
少し白髪が混ざっていて、目元のシワがたまらい!と
長々と力説してくれた。
騎士の皆様がちょっとかわいそう。
リアリスは横目でチラッとディアに話しかける騎士達を見た。
「よっ!リアー!」
急に話しかけられて、前を見ると兄のウォルフがいた。
そして、その横にはマイクスもいる?
「リアリス嬢、こんにちは。今日も素敵ですね。」
「お2人共、訓練お疲れ様です。マイクス様こそいつも素敵ですわ。」
ここのところ、こんな挨拶が続いている。
「そう言えば、リア。いつまでここにいるんだ?」
そんな事はお構いなしという感じのウォルフ。
「こちらのお手伝いは来週までよ。」
「そうか、じゃあ明日の模擬訓練は見ていけるな。」
「模擬訓練?」
するとマイクスが横から話に入って来た。
「年に2回程行われる大きな訓練ですよ。王国軍と騎士団で対抗戦をするんです。」
「そうなのですか。」
「結構大きなイベントなので、観客席も作るんです。僕も出ますよ!もちろん応援してくださいますよね?」
「え!ええ、そうですね。応援させて頂きます。」
やった!と小さくガッツポーズをするマイクスのおでこを鷲掴みにしたウォルフ。
「痛っ!ちょっと痛いってば。未来の義理の弟に酷いじゃないかー。」
「誰が弟だ。まだ俺を倒してないだろうが!」
その話、私抜きで進めないでいただきたい。
と思いながらウォルフとマイクスに配膳したリアリス。
マイクスはちょっと赤くなったおでこを抑えながら
それを受け取る。
「リアリス嬢が手渡してくれた食事は何百倍も美味しいですよ。」
「ほほほほ、沢山召し上がれ〜」
リアリスはサービスの笑顔もつけてマイクスに渡した。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです(σ⁎˃ᴗ˂⁎)σண♡*
さて、ディアがおじさま好きと言うのが発覚した今回。
しかし、おじさまというのは何歳からを言うのでしょ?
ここから!っていうのがないので難しいですよね。
女子高生からしてみれば、作者なんかはおばさまですよ…
(笑)熟女、熟女、あははは。
若い頃は年上が好きだと思っていた作者。
お付き合いする方も9割年上でした。
でも、結婚した旦那様はは年下でした(笑)




