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仲良くなったメイド仲間は兄妹という事を

言いふらさない代わりにウォルフについて聞かせて欲しいとせがまれた。

王宮に到着した日にリアリスとディアの部屋で

女子会をする羽目になったのだった。


女子会の中で


「でも、いつまでも秘密にしておけるとは思えない。」


とディアが言ったが私もそう思う。

だが、自分から言いふらす事もないので

知られるまでは黙っておこうと言う事で落ち着いた。



まさか自分の兄が年上従女達に人気があるとは…

兄は昔から見た目は良かったが、本人が鈍感な事もあり

浮いた噂一つなかったので改めて変な感じがした。

しかし、考え方によっては

その従女の中で貧乏男爵家の跡取りでも良い!と言ってくれる人がいるなら、それはそれでありがたい。

実家がお金持ちなら尚更ありがたい!


とりあえず、お兄様はいい人を捕まえてね。

と思いながらリアリスは眠りについた。




メイドの仕事は3交代制。

早朝から昼過ぎまでの朝番、昼過ぎから夜までの夕方番、夜から早朝までの夜番と分けられている。

お休みは月3日という事で少ないが、夜番明けは午前中はお休みなので意外と平気だとディアが教えてくれた。



「最初の1ヶ月、慣れるまでは各担当に朝番で入ってね。」


とメイド長から言われたので

この1週間は掃除担当の朝番をしている。

王殿や騎士団の以外の庭掃除や窓や床の掃除。

各部屋の掃除とやる事は沢山ある。


思いの外、メイド達が親切で

仕事覚えが早いリアリスなので

あっという間に即戦力になった。

来週からは、料理担当という方になっているが

掃除担当のメイド達から「行かないで」と言われている。


翌週、料理担当になったリアリスは

早くも本領発揮していた。


「リア!そっちの卵!殻を剥いておいてくれ!」


台所の中には男の料理人に混じって

細々した事を手伝うリアリスの姿があった。


元々、料理人は学校を出た男の料理人の仕事。

その中にリアリスが入ってる理由は

料理担当になった日、見習いの料理人が野菜の皮むきの最中に怪我をしたのだった。

担当になったばかりのリアリスは、見習い料理人の代わりに皮むきをしたのだが…

あまりにも早く、しかも綺麗にむくので

料理長から直々にスカウトされたのだった。


「では、見習いの方のお怪我が治るまで。」


というメイド長の条件付きでの助っ人だ。


実家に居たとかから、料理人や母と料理をしていた事がここで役になった訳だ。


リアリス自身も料理は嫌いではなかってので

この台所にいるのも意外と楽しい。


それにここにいれば、王宮内で騎士団と鉢合わせ!なんて事もない。

ウォルフと顔を合わせると面倒な事になりそうだと思ったリアリスは、ひたすら台所で補佐の仕事をするのであった。





「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりです✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧



王宮に来て早々、実力を発揮しているリアリスですが

ハミルトン男爵家では、リアリスの母もメイドや料理人と一緒にある程度の仕事をしておりました。

リアリスも小さい頃から、色々と教えてもらい

お料理もある程度は作れるという設定でございます。


掃除もかなりの腕前で

もし、貴族のご令嬢達で「お掃除大会」があるとしたら

間違いなくリアリスは優勝でしょうね。

そんなリアリスの師匠は母。

もし、世が世なら「節約料理レシピ」の本で

ひと稼ぎできたでしょう。


貧乏男爵家では、高級な食材を使わなくても

とっても美味しい食事が食べられたのです。


ちなみにお祖父様の好きなお料理は、オムレツ。

お祖母様の好きなお料理は、野菜リゾット。

お父様の好きなお料理は、グラタン。

お母様の好きお料理は、野菜スープ。

ウォルフの好きなお料理は、お肉なら何でも。

リアリスの好きなお料理は、焼きプリン。


以上です!( ¨̮ )

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