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食堂でディアはメイド仲間にリアリスを紹介してくれた。

幸い、メイド達はとても仲良くやっているらしい。

新参者のリアリスもあたたかく迎えてくれた。


そして、色々な事を教えてくれた。

メイド達は仲良くやっているが、ほとんどの従女達はメイドを見下している事。

なので従女の言いつけは、とりあえず「はい」と言っておいた方が安全なのだと教えてくれた。


それからご丁寧に王宮の殿方についても。


「王宮騎士団の方々は本当に素敵なの!」


リアリスはこの話題に入って行く自信がない。

しかし、ここは相づちくらいはしておかなくてはと思った。


「へー。」


リアリスの相づちに気を良くしたディアは

更に騎士団についた熱く語りだした。


「騎士団で特に人気のある方はね、まずマイクス様よね!」


「そうそう!最近人気あるわよね!」


リアリスの真向かいに座っていたメイドが応える。


「あとは、不動の人気!副団長のクリス様!」


「きゃー!クリス様!素敵よねー❤︎寡黙な所がいいわぁ!」


みんな騎士団のイケメン話に夢中だ。

そんな中、リアリスだけは笑顔の下で真冬の精神状態である。

そして、そんなリアリスを更に凍らせた。


「あ!でも!でも!ここで新たな注目株!ウォルフ様!」


その名前を聞いて、リアリスは飲もうとしていた紅茶を思わず吐き出しそうになった。


「ウ、ウォルフ?」


「ええ、そう!ウォルフ様!何かね、最近年上の従女様達が可愛いー!って騒いでるらしいよ?」


「か、か、可愛い…?」


あれが?あの脳筋のお兄様が可愛い?

これはどうしたらいいの?

兄妹って言わない方がいいわよね…そうよね。

うん、言わないでおこう。


するとディアは何か思い出した様に手を打った。


「そういえば、リアもハミルトンだったわよね?」


「え?」


リアリスはしまった!と思った。

さっき部屋で挨拶した時にハミルトン男爵家と名乗っていたのをすっかり忘れていた。


「確か、ハミルトン男爵家って…」


「え?あ、いや、その、えっと…」


リアリスが少し動揺したのを見たディアが迫ってきた。


「リア〜?」


ここまで言われたら隠し通せないなと判断したリアリスは小さな声で答えた。


「はい、兄です。」


その言葉に一緒にいたメイド達が一斉に声を上げた。


「うそー!」


リアリスはしぃ〜!と指で合図したので

メイド達は小さく「きゃー」と言うのであった。


「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき

ありがとうございます♪


作者のぎゆりです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )



さて、晴れて王宮でメイドになったリアリス。

メイド仲間も出来たようでございますね。

これからリアリス達の憩いの場になるであろう

食堂のメニューについて。


それぞれの塔にある食堂は

働く環境によって変わります。

リアリス達が使う食堂は、ほかに従女や文官なども使うので女性に喜ばれるメニューが多めです。

反対に騎士団などの体を使う人達の食堂は

ガッチリデカ盛り飯!というメニューが中心。


兄のウォルフも、デカ盛りのご飯を

モリモリ食べているのです。


うーん、騎士団の食事時間見てみたい。

作者はモリモリ食べる男子が大好きです★

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