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祝賀会の最中、リアリスはダグラスの顔がまともに見れずにいた。
ありがたい事に、ダグラスとの身長差があるので
近くにいても見上げなければ顔が見えることはない。
終始うつむき加減のリアリスに気づいたダグラスが、話しかけて来た。
「リアリス嬢。」
「は、はい!」
突然ダグラスに話しかけたリアリスは、少々裏返った声で返事をした。
「どこか具合でも悪いですか?」
「え?だ、大丈夫です。」
「本当ですか?」
ダグラスは少し屈んでリアリスの顔を覗きこもうとしている。
ひゃー!やめてください!
今、顔を見られたら困るー。
リアリスはあたふたしながら、顔を背けている。
「リアリス嬢、こちらを向いてください。」
「え?い、今はちょっと…」
「お願いです。」
ダグラスはまたグィっとリアリスの方に屈んだ。
「リアリス嬢?」
これ以上近づかれてしまっては
違う動悸がしそうなので、意を決してダグラスの方に向く。
「やっぱり!」
リアリスの顔を見たダグラスが言った。
ダグラスは何も言わず、隣にいたマイクスに小声で何か話している。
やっぱり?やっぱりって?
ダグラス様、何がやっぱりなんですか?
もしかして…もしかして…私の気持ちがバレてしまったとか?
リアリスがいろんな事を想像し過ぎて百面相をしていると、ダグラスがふいにリアリスの手を取る。
「行きましょう。」
「え?どちらへ?」
「私について来てください。マイクス殿、あとは頼みました。」
リアリスがマイクスを見ると、少し残念そうにしながら微笑んでくれた。
祝賀会の人混みをすり抜け、ダグラスがリアリスを連れて来たのは王宮の庭だった。
いつもは所々にしか灯りがなく、夜は暗いのだが
今日は祝賀会バージョンで灯りがキラキラ光っている。
庭にはポツリポツリと人影もあった。
ダグラスはベンチに自分の上着を敷くと、リアリスをそこに座らせた。
「具合が悪いのでしょう?リアリス嬢。」
「え?具合?」
「はい、先程見たら顔が赤かったですよ。」
それは具合が悪いんじゃなくて…
貴方を見たからですよ…
そんな事は口が裂けても言えないので
何となく誤魔化してしまったリアリスだった。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
今週末からGWですね。
夫は9連休だそうです。
9連休?なんでそんなに休むんだよ!
仕事行け!仕事!
頼むから仕事行ってくれ!
と思うわたくしでした( °̥̥̥̥̥̥̥̥з°̥̥̥̥̥̥̥̥)




