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叙勲式がつつがなく終わり、リアリス達は祝賀会の席にいた。
相変わらず、リアリスのそばにはダグラスとマイクスが護衛のようにピッタリくっついている。
「あの…お2人とも。私は適当に過ごしていますので大丈夫ですよ?」
「いや、それは私が許さない。」
ダグラスは大袈裟に首を横に振る。
「しかし、ダグラス様には先程から王国軍の皆様からお誘いが…。」
後ろを見ると、王国軍の部下達がダグラスに祝いの言葉を掛けようとタイミングをはかっていた。
「良いのです!あの者たちには明日でも会えますので。」
ダグラスは断固として譲らないので、リアリスはマイクスに顔を向けた。
「マイクス様もどなたかとお話されてはいかがですか?」
マイクスの後ろの方には、貴族のご令嬢達が集まっていた。
侯爵家の後継者であるマイクスとお近づきになりたいご令嬢は星の数ほどいるだろう。
リアリスはずっと自分の側から離れない2人の説得を諦めた。
ふと、違う方を見ると何やら自分の兄がご令嬢に囲まれているのが見えた。
普段女性との関わりがあまりないウォルフは右往左往しながらこちらに助けを求めていた。
それを見たマイクスは仕方ない…という顔をしながら
ウォルフの救出に向かった。
「リアリス嬢。」
ダグラスがリアリスに声をかけた。
「何か飲み物はいりませんか?」
そう言われると手に持っているグラスも長い間からのままだ。
「あ、はい。お願いしてもよろしいですか?」
「ええ、お任せください。すぐに戻ります。」
小走りでリアリスの飲み物を取りに行くダグラスの背中を見つめるリアリス。
ふとダグラスと初めて出会った頃の事を思い出した。
あの時は、何だか怒ったような顔をいつもしていて…ちょっと怖かったけど。
本当はとてもお優しい方なんだわ。
…あの方の奥様になる方は幸せね…。
そう思うと何故か胸がキュンと痛んだ。
私ったら嫉妬?
うそ!嫉妬してる??
自分で自分に驚きながら、飲み物を持ってこちらに帰って来るダグラスを見た。
うそ!よく分からないけど
まともに顔が見れなくなってるわ!
どうしよう…どうしよう。
ダグラスの事は嫌いではなかった。
とても良い人だとは思っていた。
それ以上の事は思わなかったが、それはそれ以外の事を考えないようにしていたという事だったのかもしれない。
リアリスは気づいてしまったのだ。
ダグラスの事が好きなのだと。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
多忙と重要案件を抱えておりましたので
しばらくお休みをいただいておりました。
また再開させていただきたいと思っています( ¨̮ )
何卒、またよろしくお願い致します(*ᴗˬᴗ)⁾⁾




