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そして、遂に叙勲式の日がやって来た。
待ちに待った日にリアリスもさぞかし意気揚々としているかと思えば実際は違っていた。
自室でヘロヘロになりながら紅茶を飲んでいるリアリスの姿があった。
「リア!それ飲んだらすぐにヘアとお化粧の仕上げにかかるからね!」
張り切っているのはいいが、ディアがリアリスを起こしたのは朝の5時。
現在8時なので、3時間ほどお風呂でピッカピカにディアに磨き上げられていたのである。
そして、自室にはディア以外のメイドの姿もある。
王宮のメイド達は、我がメイド仲間から叙勲される人間が出た!と自分のことのようにはしゃぎ、ディアと一緒にリアリスを大変身させる気満々であった。
「休憩はそのくらいでいいでしょう?さ、早くしないと将軍様が迎えに来ちゃうわよ!」
ディアに引っ張られながら鏡台の前に座らされたリアリスの顔は、瞬く間に美しく整えられて行く。
普段、あまり美容に興味のないリアリスはそのうち居眠りをし出していた。
そして、半分居眠りしながら手を引かれ
クローゼットから出したドレスを着せられ、ダグラスの姉達が選んでくれたアクセサリーを付ける。
「すごいわ!リア!リア!リア?リアってば!」
ディアに揺り起こされた形で目を覚ましたリアリス。
鏡を見ると、そこにはいつもの自分とは違う姿が映っていた。
「リア、本当に綺麗!」
感動するディアの後ろで、他のメイドたちも満足気に頷いている。
しばらく、あっけに取られていたリアリスも
我に帰り周りのみんなにお礼を言った。
「みんな、ありがとう。何だか照れ臭いわね。」
綺麗に着飾ることに慣れていないリアリスは
恥ずかしそうに笑った。
しばらく、みんなで騒いでいると
自室のドアがノックされた。
顔を出したのは、メイド長だった。
「まぁ!リアリスさん。とっても綺麗だわぁ!うんうん、本当に綺麗!」
「あ、ありがとうございます。」
「さっ、リアリスさん!お迎えがいらしているわよ。」
リアリスはみんなに手を振って部屋を出ると
メイド長に手を引かれメイド塔と王殿をつなぐ廊下に出た。
行き交うメイドたちに、「おめでとう」と声をかけられて歩くリアリス。
みんなリアリスを羨ましそうに見ている。
ゆっくりと時間をかけ、王殿に続く扉の前に着いたリアリスを待っていたのは王国軍の正装に身を包んだダグラスだった。
「貧乏男爵令嬢は従女になりたい」をお読みいただき
ありがとうございます♪
作者のぎゆりです ٩( 'ω' )و
WBC世界一おめでとう!!
感動だな…。
みんなかっこいいな。
最高だったよ。




