第五章 明湖(1)
新学期が始まった。
以前、第一段階の履修登録で登録した科目のうち、俺は無事に六割ほどの授業に当選した。一週間の時間割を見ると依然として少し空いているように見えるが、俺の運からすれば、今回の履修結果はまあまあ良いほうだった。
その中で、俺はある一つの授業の評価方法が少し気になったのだが、授業紹介ではあまり詳しく説明されていなかったため、メッセージで湖櫻先輩に尋ねてみたところ、返ってきた答えはこうだった。
『前に履修したことないから、私も分からないよ。』
──俺が彼女に「分かりました。もう一度、履修したことのある学生に聞いてみます」と返信しようとした時、彼女からの次のメッセージに少し驚かされた。
『ちょうど私も今回その授業に当選したから、あなた、この授業、取り消さないでよ。今学期は二人で仲良く過ごそうね。(嬉しい音符)』
マジかよ……
メッセージを受け取った後、ある日の昼休みに学校の共有スペースにいる時、俺はわざわざ端月にその授業を履修できたかどうか尋ねたところ、彼女は首を横に振った。
「残念だけど、私はこの授業に当選しなかった。」
俺が恐る恐る、自分は湖櫻先輩と一緒に授業を受けることになるかもしれないと伝えると、彼女は無表情で俺を見つめ、それから手で俺の右肩を軽く二度叩き、続けて「ご飯を食べに行こう」と言ったため、俺はぞっとした。
誰かと授業を交換することで、つまり当選した授業を履修登録の枠に戻し、あらかじめ交換を約束した学生がその授業を登録するという方法で自分の時間割を調整することもできるのだが、
俺は一方で人と連絡を取るのが面倒だと思い、もう一方では、たとえ無事に相手を見つけたとしても、交換する過程で、わざわざ待ち伏せしていたり、定期的に巡回していたりする他の学生に途中で取られてしまう可能性もある。
そもそも俺が無事に当選できた授業自体が多くないことを考えると、こんな失敗は許容できないので、結局諦めることにした。
即時履修登録の締め切り、そして先生に頼んで追加登録してもらう履修期間が終わると、学生たちの時間割も固定され、学期中にできることは、あとは自分がどれだけ努力して、これら当選した授業からどれだけ無事に単位を取得できるかを見ることだけになった。
教師による授業紹介や評価方法などの説明が終わった後、翌週から正式な授業日程が始まった。
今はもう二学期なので、俺も大学の授業の進め方やスケジュールについて大体把握しており、慣れてしまえばそれほど大きな問題はなかった。
俺は依然として休日にはSUNRICEでのアルバイトのシフトを維持し、空き時間や学校から帰宅した後の時間を創作に使うことを、主な行動方針としていた。
冬休みには、一巻完結の恋愛作品を書き上げ、その後、俺は新しい企画でもう一つの恋愛作品を書くことにした。
前回プロットを書いた経験と、本文を執筆した時の技法や感覚を取り入れ、今回は前回学んだことを習熟し、以前うまくできなかった部分を改善したいと思っている。
家のことについて言えば、冬休みが終わる頃、他県の大学に通っている弟が一度帰ってきて、数日間泊まった後、彼が借りている部屋へ戻っていった。父については、正月の時期にも家に戻ってきたが、二週間が経つと故郷へ戻っていった。
そしてこの間、俺が文字を打っているたびに、彼は時々俺を呼び出して何か食べるように言ったり、家のどこかの道具がどこに置いてあるのか尋ねたりした。
正直、これは俺の進行をかなり妨げていた……でも、確かにそのおかげでいくらか食べ物も口にしたので、良いことも悪いこともあると思うしかなかった。
この時、俺は端月がもし俺の家に来たら、家の人たちは彼女をどう見るのだろうかと想像してみた。
今まで俺は母に自分に彼女ができたことをまだ話していない。彼女の性格からすると、最初の反応はおそらくもっと多くの情報を知りたがることで、二つ目の反応は、彼女が端月と実際に会った後、高い確率で陰で相手の悪いところをこき下ろすことだろう。
自分の恋人が後ろであれこれ言われるのをどうしても聞きたくないので、この件はひとまず保留にした。
父の場合なら、性格が少し穏やかなので、実際にはこんな感じになると思う。
「おやまあ、逐幸にも彼女ができたのか。」
「二人とも、休みの間にどこか遊びに行ったのか?」
「えっと、端月、果物食べるか? 果物を買ってきたから、少し切ってあげよう。」
だいたいこんな感じだろう。
本当に会わせるなら、端月には父に会ってもらったほうが良さそうだ。そうすれば、少なくとも俺の家の人たちに歓迎されている、もてなされているという感覚を彼女に持ってもらえるだろう。
だが、そうするのは少し現実的ではない。どう考えても、父は故郷の家に戻って一人暮らしをすることになるので、今俺が住んでいるこの家を実際に取り仕切っているのは、やはり母なのだ。弟については、あいつは俺のことにあまり興味がないので、特に反応はないだろう。
──おーい、逐幸。
その時、誰かが俺の名前を呼んでいるような気がした。
我に返ると、教室内も廊下も騒がしくなっており、どうやら先生が授業終了を告げたらしい。
今週は期末試験週間なのだが、授業を続けることを選び、試験を一週間前倒ししたり、逆に一週間延期したりする先生もいた。
俺の前に座っていた湖櫻先輩が振り返った──訂正すると、彼女は俺を呼んだ後、そのまま椅子を反対向きにして座り、背もたれに寄りかかるように身体を前に傾け、俺と向かい合った。
「どうしたんですか、先輩?」
俺が尋ねると、湖櫻先輩の顔がぱっと明るくなったように見え、話題を切り出した。
「逐幸、休日に私と一緒にウォーターパークへ遊びに行かない? 最近ちょうど友達からチケットをもらったんだけど、その子が行けなくなっちゃって、期限が切れる前に自分で早く使ってくれって言われたの。それで、一緒に行ってくれる人を探してるんだ。」
「え……?」
その美しい桜色の瞳を見つめながら、俺は思わず呆然とした声を漏らした。
俺?
湖櫻先輩と?
二人でウォーターパークに遊びに行く?
俺の頭の中に無数の疑問符が浮かんだ──遊びに行くこと自体には問題ない。だが問題は、もし俺たち二人だけだったら、かなり困ってしまうことだ。
俺の考えを見透かしたように、先輩は少し首を傾げ、微笑みながら付け加えた。
「ああ、それは四人分のチケットだから、もし都合がよかったら、あなたと端月の二人にも来るかどうか確認して、それから私に教えてくれる? 時間は来週の週末で、二日間とも私は大丈夫。もしかして、二人とももう他の予定が決まってる?」
「あ、ああ……うん。当日のバイトのシフトを調整できるか聞いてみるよ。端月のほうも、行きたいかどうか聞いてみる。聞き終わったら、また返事するよ。」
そう聞くと、先輩はすぐに快く頷いた。
「分かった。じゃあよろしくね。それと、残り一人分の枠にはまだ一緒に行く人が決まってないから、あなたも誰か一緒に行けそうな人がいないか見ておいて。あとで相談しようね?」
「了解です。」
俺が簡潔に答えると、湖櫻先輩は元の位置へ戻った。
俺が端月にメッセージを送って尋ねようとした時、湖櫻先輩が再び振り返った。
「逐幸、お願い……絶対に端月を参加させて。」
え? まさか先輩、実はこのイベントをかなり楽しみにしているのか?
俺の頭にそんな考えがよぎった時、先輩は真剣な表情と口調で言った。
「だって……彼女が水着を着ている姿を見たいんだもの。」
俺はわざと先輩に冷たい表情を向けた。
しかし先輩は勢いに乗り、ふっといたずらっぽい笑みを浮かべて言った。
「あなたも見たいでしょ。私たち、同じ陣営のはずだよ? じゃあ、全部よろしくね。」
この人……あまりにもずるい。
最後には、俺も表情を保ちきれず、少し視線を逸らしてから言った。
「分かったよ──できるだけ彼女を説得してみる。ついでに、バイトのシフトもできる限り調整できるかやってみるよ。」
すると彼女は「よし、積極的に協力してくれる後輩って大好き」と言って、軽快に振り返った。
絹のような茶色の長い髪が、その動きによって再び舞い上がった。
それはゆっくりと半周回り、ほのかな香りを漂わせた。
俺はスマートフォンを取り出し、端月とのチャットを開き、詳しい事情を伝えた後、彼女の意見を尋ねた。
『分かった。私、行く。負けないから。』
状況を理解した端月は、俺には意味の分からない一言を返してきた。一体どうして勝ち負けの話をするのだろう……
恋愛喜劇の物語を読み込んできた経験から、考えた末にある答えを導き出していたものの、それでも少し難しいことになりそうだと感じた。当日はもっと慎重に対応し、心の準備をしておく必要がありそうだ。
その後、俺はメッセージでかつ姉にシフト調整のことを尋ね、事情を説明すると、彼女もあっさりと了承してくれた。
『いいよ、しっかり遊んできな。シフトのことは私がまた調整する。それと、私も力になれないか見ておくよ。』
この返事によって、俺は今回の遊びに出かける予定が確実に実現できると分かったが、後半の一言については端月からのメッセージとは違い、どれだけ考えても、彼女が何を意味しているのか分からなかった。
先輩とその他の細かいことを決めた後、俺はゆっくりと遊びに出かける日がやって来るのを待った。




