32話 外国研修
言うなれば帝都動乱編(仮)(そもそもやるか分からない)でしょうか
地面に亀裂が入り、地盤ごとひっくり返る、魔法が入り乱れ、剣同士がぶつかる音が絶え間なく響く。それを横にケーキを食べながら紅茶を飲み談笑する黒髪と茶髪の少女が二人、記録を撮りまくる黒髪の青年が二人。流れ弾がお茶をしている机の横に落ちてきても微動だにしない。
というカオスに直面していた。なぜこうなったのかは遡ること一週間前、アル様の一言から始まった
「魔道具が見たい」
この一言で錬金術の勉強の一環として魔道具の聖地、帝国へ視察に行くことになる。錬金術で魔道具?と思うかもしれない、錬金術とは魔法や魔力を利用した物体の加工全般が含まれる。薬物の調合、金属の変成、魔道具の製造などが主な錬金術だ。
話を戻そう、なぜかタルフ様がノリノリで準備を進めたことでそこからとんとん拍子に話は進み、数日で準備を整え出発するに至った。
そして現在、模擬戦でもしようということになり今の状況が出来上がった。
そこで紅茶を飲んでいるのがベルとアリトン、記録をとっているのがロウクとタルフ、模擬戦をしているのがアル様、オリエンス、アマイモン、ストーク、セイン、シュドウだ。
ゴォーン
鐘が鳴る。地形が原型を留めなくなったところで時間切れのようで激しい戦闘も終わりアル様が帰ってくる。この地形の破壊はほとんどが帝国の魔導具による破壊だ。
「やあ、いい汗かいたなぁ、アルファルド様もお強いですね」
「基礎身体能力が高いだけだよ。技術力じゃ帝国に敵わない」
「それはいいことを言ってくれるな」
アル様とタルフ様以外の全ての人が跪く
「あっ、ドルフ皇帝」
「みんなも楽にしてくれ、ちょっと新型の隠蔽用魔導具を試してみたんだが、想定以上の効果だな」
帝国現皇帝、ドルフ皇帝。家臣からの忠義が厚く、人望に富む。本人は身分を一切気にせず、イタズラを仕掛けるなど茶目っ気もあるのだが、周囲が皇帝を尊敬しすぎて無礼を働いた者には本人が許しても周りが秘密裏に処理されるという噂(ほぼ確定)がある。
よって、そう言われても迂闊に動けない
「楽しんでるかい?」
「はい、それはもう」
「そうか、それは良かった。それを聞きたかっただけだから。まだ改良しなきゃいけない魔道具がたくさんあるんでね、それじゃ」
忙しい人だ、前の武闘会も自分の国のものと決勝だけ見て帰ったらしい。
「夕方からは街の方へ降りて夜市の見学にでも行きませんか?」
「いいね、楽しそう」
アル様はシュドウと気が合うようである、大会でチームを率いていた者同士だからだろうか、他の人もそれぞれ気が合う人と夜市を回るらしい。私はアル様の護衛なのである様に着いて行動だな。夜市ということは人も多いだろう、普段より気を張らねば




