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レアジョブ3人、ゲーム世界を謳歌する  作者: Sayo
友と兄妹とゲーム世界

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8/9

初モンスター討伐

服屋での買い物を終えた俺たちは武器屋を目指していた。


「この辺は結構人通り多いんだな?俺たちみたいな初心者とか、最初の街なのに進んでそうな人も居そうだが、」


「そう!この場所は見ればわかると思うけど沢山お店が立ち並んでる場所で、ある程度ゲームの進行度が進んでもこの街で色々揃えられるから結構な人がずっといるんだよね!」


「じゃあ僕たちもこの場所にはお世話になるってことになるのか」


ここは序盤から中盤まで辺の人たちがこの街でで満足できるぐらいには物を揃えられる場所らしく、新作の大作ゲームであることもあって常時絶えずに人が混雑した状態になっているらしい。




そうして瑠莉香からこの街の事を色々と聴きながら3人で歩いていると服屋から割と直ぐに武器屋へと到着することができた。


「到着!ここがこの街の武器屋だよ!店の中にパネルがあるんだけど、そこで自分の職業にあった武器から選んで買うことができるんだよ!あとね、武器はジョブによって強さが変わるものもあるから自分のジョブにあった武器を買うのも手だよ!」


そう聞いて3人は一通り武器に目を通す。


「パネルに表示された武器が僕達3人で違うのは自動でソートされてるのか?」


「そうそう!今のレベルで使える武器が自動でソートされてるの!ソートを外せば今使えない武器でも性能の確認ができたりするから状況によって使い分けって感じかな?」


俺は試しにソートを外してみる。そうすると1番上には現在使える武器が、その下にはたくさんの武器が表示されており、使用不可になっているものの買うこと自体はできるらしく、たくさんの武器が表示されていた。


今の俺達にはあまりよく見ても分からないことが多いので、それぞれ1番扱いやすそうな武器を買うことにした。



ヨウリン―見習い騎士の片手剣

スイシン―戦闘用ハンマー

ルカ―魔法練習生の杖


いかにも最初の武器と分かる武器の名前だが、このゲームを始めたらみんな通る道だと理解して我慢することにした。


この店に来るまでの道のりで弱いモンスターのいる場所を瑠莉香教えて貰っていたため、無事に武器と服を揃えることができた俺達は準備を整えて、その場所へと向かい始めたのだった――






3人で街をしばらく歩くと、俺と仁斗は道の最後にバカでかい門があることに気がついた。


「あの門がこの街から出れる門で合ってんのか?ルカ?」


「そそ!あそこから街を出れるようになってるの!」


目の前まで行くと、遠くからでも大きく見えた門は想像の数倍は大きかった。アニメにでも出てくるような大きさで、間近で見るだけでもとてもワクワクする。


「みんな準備はいい?私もこの辺りからちゃんとできてなかったからここからはみんなと同じ状況だと思ってやってね!あ、これだけは知っておいて欲しいんだけど、街の中では基本的に安全なんだけど、この先からは当然他プレイヤーからの接触とかもたくさん起こるからそれだけは覚えておいて!特に私たちはジョブを無闇に見せないこと!」


瑠莉香からの忠告を受けた俺たちは改めて準備をし、初めて街を出る一歩を踏み出した――




街を出るとそこには大草原が広がっていた。遠くには山が見え、そこら中には動物やらモンスターのように見えるMOBやらもたくさん確認できる。


「うわぁ……噂には聞いてたけど本当にゲームの世界なのか疑うレベルで凄いね、これは。」


「ほんとだよな、俺がついこの間までやってたエレフレのゲームもグラフィックは作り込まれていたが、ここまで凄いとこのゲームは相当気合いが入ってそうだな」


歩きながら景観を眺めていた俺たちはその壮大さに気を取られていたが、さすがに危ないと感じたので気を引き締め直すと、前方にモンスターがいることに気がついた。


「お!早速敵のお出ましだな?!一旦俺が聖騎士の能力も確認したいし戦ってもいいか?」


「いいぞ!ヨウリンがゲーム上手いのは知ってるけど油断して負けたりすんなよ?」


「確かに!笑ヨウリンは油断してるとすぐ危ない目に遭ってるもんね!」


2人とも俺を馬鹿にしてんのか!まぁ、さすがにVRゲームは慣れてるにしろ油断は禁物だ。

俺は気を引き締めて目の前の敵に向き合う。

俺の初めて戦うモンスターはどのゲームでも超メジャーなあのゴブリンだった。

俺は門を出る前にセットしたスキルに目を通す。

このゲームはあらかじめスキルをスロットに入れておくことでそのスキルを戦闘中に繰り出すことができる。俺が最初に持っていたスキルは


【電撃】と【漆黒砲弾】。どんな能力かは分からないが厨ニ心をくすぐる名前なのは間違いない。


俺はふたつのスキルを確認し、ゴブリンへと走り出す。

ゴブリンは叫び声を上げながら、走ってくる俺を棍棒で殴りかかってくる。俺はその棍棒をジャンプして避け、空中で一回転しながら片手剣でゴブリンを攻撃する。すると、ゴブリンの上にあったHPバーが5分の1程減った。

攻撃を食らったゴブリンは俺の方へ走ってきたので試しにスキルを使うことにした。


「おらぁぁぁ!くらえ!!【電撃】!!」


俺がスキルを使うと剣の先から電撃がゴブリンに向けて飛んで行く。するとゴブリンの動きが止まり、5秒間のスタン効果を付与させた。


「おいおいおい!そんなところで止まってていいのかゴブリンさんよぉぉ!【漆黒砲弾】!」


スタンを食らっているゴブリンを見て俺はすかさずもう1つのスキルをゴブリンに打ち込む。

するとゴブリンのHPバーは完全に削り切れ、ゴブリンは消滅した。


―――ゴブリン討伐―――

実績:モンスター討伐をクリアしました。

(初めてモンスターの討伐をした)

討伐時間:14s

実績:戦闘の才能をクリアしました。

(初の戦闘で15s以内に敵を倒す)

称号スピードスターを獲得しました

(セット効果:モンスターとのエンカウント時、移動速度、攻撃速度、スキルクールタイムを20%短縮)

獲得物:ゴブリンの牙、ゴブリンの笛☆☆☆


こうして俺の初モンスター討伐は無事に終えることができた。














これはあとから知ったことだが、実績スピードスターをクリアした人は俺がゲーム内で初だった――

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