↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レアジョブ3人、ゲーム世界を謳歌する  作者: Sayo
友と兄妹とゲーム世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
7/9

モンスター討伐前準備

超低確率らしいレアジョブを手に入れてしまった俺たち3人は、仁斗が提案してくれたモンスター討伐を目標にして歩いていた。

「そういえばモンスター討伐するって言ってたが俺たち武器なんて持ってねぇぞ?」


俺たちはこのゲームが始まってから、ジョブを決めるためにこの街を一本道で進んできただけだったからなにも店に寄ったりなどできていないのだ。だから武器なんてひとつもない。


「その点に関しては大丈夫!みんなこの世界のキャラクターを作り終えたタイミングで、この世界のゲーム内通貨の【エレー】が手持ちにあって、最低限の武器が買えるぐらいは初期配布としてもう持ってると思うよ!」


その話を聞いて俺と仁斗はインベントリを開いて所持金を確認する。

そこには【所持エリー:1500】と書かれていた。


「1500エリーって言われてもどの程度の価値なのか全然わかんないな」


「まぁ、目安で言うといちばん安い武器1と性能変わらないけど見た目だけ変わる服一式を揃えられるぐらいかな!」


「性能が変わらずに見た目だけ変わる服?!そんなのあるなら早く言ってくれよルカッ!!!で、で!どこにあるんだその店は!!」


武器を買う流れだったのに服の話が出てくると一瞬で仁斗が噛み付いてきやがった…笑

俺は仁斗の魔法少女服好きなのになぁ…

そんなに嫌かねその可愛らしい洋服は。

まぁ、洋服を気にして戦闘してくれなくなるよりかは早めに洋服を変えてもらうのも戦略として考えるしかねぇか。

そして俺たちは武器屋を目指すはずだった予定を少し変えて先に服屋へ向かうことにした――


―――――――――――――――――――――


そうして俺たちは数分歩くと見えてきたのは主要店舗が立ち並ぶ商店街のような場所だった。

さっきジョブが決まったところは一本道のいちばん最後の店、少しこことは離れてた場所だったから人通りが少なかったんだな。そのお陰でジョブの話を聞かれることは無かったから多少歩いたとしても建物があの場所で良かったってもんよ


「お!あったぞ!建物の上に服のマークが付いてるし見るからにあそこだよな?」

「うん!あそこであってるよ!せっかくだし私とヨウリンも服買おうよ!」

「お、いいぜいいぜ!じゃあ一旦各々服選んでまたこの店の前に集まろうぜ」


そうして俺たちは一旦店の中で分かれて服を選ぶことにした。


「いやぁ、俺は仁斗みたいなセンスのいい服なんて選べないから困るなぁ…」


実際リアルでもそうだ。俺は彼女なんてできたこともないしファンションなんざ気にしたことすらなかった。

(べ、別に彼女なんて要らないからい、いいんだけどな?)

とりあえず、センスがないとしても服は買っておいた方がいいだろう。最初に選んだ旅人の服はセット効果で5%アップ付きのどのジョブでも着れるような汎用性の高い服だけど、俺のジョブは【魔法騎士☆】だから前線を貼るためにももう少し機動力を上げておきたいところでもある。


「ん〜。分かってはいたけどやっぱり服の種類も多いな…服とかズボンとか一つ一つ選んでもよく分からないしセットで揃えられるやつでも買っておくかぁ」


服に関しては何も詳しくないので、セットで売られていた騎士セットとやらを買うことにした。この服はあくまでも見た目を変えることができるだけなのでセットで600エリー程だった。

さっきセット以外を見たら1つ100~150エリー程だったのでセットを買うと少し高くなってしまうらしい。まぁめんどくさかったので細かいことはいいとしよう。俺は買った服を設定し、鏡の前に立つ。

(おぉ!適当に選んだ割には結構良い見た目してるじゃねぇか!)

その俺の姿は、正しく騎士と言ったような服装であり、黒を基調とした動きやすい服にベルトや足あて、さらには紺色のマントが着いているような服だった。思っていたよりも数倍はかっこよかったので結構な満足度だ。


「あの二人はリアルでもモテるからなぁ…今頃真剣に選んでんだろな」


そうして俺は服を買って店を出る。

外に出ると案の定2人はまだいないようだったので服を選んでいるらしい。気長に待つのもまた一興。俺は近くにあった椅子に座りつつ近くの店やら通る人やらを眺めていることにした――



待つこと5分。先に出てきたのは仁斗だった。

さっきの魔法少女服とは違い、ゲームよくいる肩当てが片方だけ付いている鍛冶師のような服をしている。だが、そこにダサさは一切なく、好青年のような印象を感じることさえできる。


「よぉ!ヨウリン!待たせちゃって悪かったな!服の種類が多すぎて選ぶのに時間がかかっ

たのよ」

「いや、全然大丈夫だぞ?実際待ったのは5分ぐらいだし、ルカが時間かかるのは分かってた事だからもう覚悟なんてできてたしな。てか、服だけじゃなくて髪型も変えられるのすげぇのな」

「ならよかったよ。僕も髪型まで選べることに気がついた時は時間足りないと思って焦ったよ」


服屋だから服だけ変えられると思ってたが、仁斗がセンター分けのような髪型で店から出てきたのでさっき少しびっくりした。

仁斗は俺の隣に腰をかけ、時間のかかるであろう俺の妹を待つことにした。



仁斗が店から出て来てから約10分後―――


「お待たせ〜〜〜!ごめんごめん!私の前使ってたキャラクターとは服を一新させたくて少し時間かかっちゃったっ!」


そう言って店から走って出てきたのは魔法使いが使うような大きな帽子を被り、腹出しをしている最近の若者がスカートを履いて、魔法使いになりました!と言いたげなような服装をしたルカだった。


「お!やっと来たなルカ!随分と似合ってるじゃんか!」

「もうスイシンも来てたんだね!そっちこそ随分似合ってるんじゃない?!でも、まぁさっきの方が良かったと思うんだけどなぁ………」

「もうあんな服はこりごりだ!こんなにいじられるなら初期装備もちゃんと選んでおけばよかった……」


ルカは俺と同じことを思っていたらしく、もう仁斗の魔法少女姿を見れないとなると少し寂しくなる。

こうして服装を一新させた俺たちは次なる店、武器屋へと向かうのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。