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4月某日
正午を少し回った時間、聖架学園の校門の前に4人の少年少女が佇んでいる。
その頭上を満開の桜がつつみ、何か幻想的な雰囲気だ。
風が吹き、一斉に桜の花弁が宙を舞う。
その一片が1人の少年の方に乗る。
その花弁をつまみ、校門の横に置いてある立て看板の入学式という文字を見て連れの紅目の少女に声をかける。
「ユカ姉、ここでいいんだよね?」
ユカと呼ばれた少女は軽く頷くと桜を見上げる。
「むぅ…」
少年は困ったような顔をして花弁をはなす。
「あ…あの…」
少年に声をかけたのはもう一人の少女だった。
「なにかな?」
少年はその少女を見て軽く笑みを浮かべながら訪ねる。
少女は右肩に市内入れを駆けており、左手にかばんを持っている。
一番の特徴は髪の色が栗色で瞳が空色だった。
「えっと、君たちも聖架学園の入学生だよね?」
少女は遠慮がちに言って反応を待つ。
普通に日本人のようだ。
「そうだよ。俺は飛鳥井雀邪。」
シャクヤはそう言ってお辞儀をして連れの少女を指す。
「で、向こうが俺の姉の王女様で…」
シャクヤの頭をユカがはたく。
「誰が王女様よ…この愚弟の姉の飛鳥井由華です。あなたは…?」
そこでようやく少女が竹刀入れを肩から降ろし、軽く礼をする。
「私は、櫻井鈴花、シャクヤ君とはあったことあるんじゃない?」
スズカが言うとユカの目が光る。
「あら?シャク、いつこんなきれいな娘とあったのかしら?」
「あ~…たぶん研究所じゃないか?それよりも、俺はそっちの男子の方が気になるんだけど?」
シャクヤはもう一人の少年を指して言う。
「皆同じ科じゃないかな?俺は軌石一輝。ちなみに入学学部は討伐科」
カズキがそういうと校門から二人の男子が現れる。
「ユカ、シャクヤ君久しぶり。」
白衣を着て銀縁のメガネをかけた生徒が二人に声をかける。
「ヒーちゃん、お久しぶり。」
ユカが顔をぱっと明るくしていう。
「お久しぶりです。聖さん」
シャクヤはお辞儀をしながらいう。
「ちょっと二人とも~僕もいるけど~」
もう一人の生徒がちょっと間延びした声で言う。
「うん…久しぶり…」
とたんユカの機嫌が悪くなる。
「ユカ姉…久しぶりです。紅貴さん」
シャクヤはちょっと困ったような顔をして挨拶をする。
そのままコウキは他の二人に向き直る。
「こっちの二人は初めましてだね~、月白紅貴だよ~気軽にコウキでいいからね~」
ひらひらと手を振ってにこやかに笑う。
二人もつられてお辞儀をして白衣の男子に向き直る。
「私は高藤聖。ようこそ、討伐科へ」
二人に向かい自己紹介をしてお辞儀をする。




