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「最後にここが皆さんの教室です」
聖がプレートを指して言う。
「高藤さん、ここ普通の教室ですけど…?」
一輝がいうと
「あれ~聞いてないの~?君たちはここで普通の生徒として生活するんだよ~」
紅貴が後ろから答える。
「え…聖さん、俺達も聞いてないんですけど…」
雀邪が言うのに合わせて由華も首を縦に振る。
「紅貴と私も元から普通科の生徒としてここに籍を置いているんですよ」
「じゃあ討伐科っていうのは…?」
「実際には存在しない学科だよ鈴花」
鈴花の問いに答えたのは紅貴でも聖でもなく、いつの間にか6人の近くにいた男性の声だった。
「櫻井せんせ~びっくりしますよ~」
紅貴がその男性に話すのを見て聖以外の皆が一瞬身構える。
「いや、すまないね月白君。この4人が討伐科の新入生か…」
男性が4人に向き直る。
「私はここで保険医をしている櫻井啓吾というものだ」
「そして討伐科の…いえ、対鬼戦闘機関の長官ですよ」
聖のその説明で一同がすぐに姿勢を直す。
「は…初めまして長官!」
雀邪が言うのと同時に礼をしようとするのを
「そんなに固くならなくていい」
啓吾は言いながら聖に視線をやる。
「先生、これから準備ですか…?」
聖がその視線で何かに気づいたように言う。
「早めに実力と能力を把握しておいた方がいいからな」
啓吾はそれに答えて4人を見る。
「…わかりました…それでは皆さん、行きましょうか」
聖が4人を促す。
「行くって…ここが最期じゃ?」
一輝が聞くと
「ん~?まだ行ってない場所があるよ~?」
紅貴が答えて一輝の肩をたたく。
「それって…」
鈴花は気づいたようだ。
「そっ…討伐科の拠点だよ」
紅貴が答えて4人に向かって笑う。
「はぁ…?」
一輝はまだよくわかっていないようだった。




