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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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389/391

389.旅行記(7-4)

「ようやく鉄道博物館へ行くことができたね。」

「待った代わりにトモさんの講義でずいぶん予習ができてました。」

「分野は相当に偏(かたよ)ってたけどね。」


「松電…、アルピコ交通が保存してた車両も見ることができました。」

「俺は展示車両の車内で弁当を食べたのが楽しかったな。ああいう感じの旅行がしてみたいよ。」

「トモさんは新幹線弁当じゃなくて良かったんですか?」

「ドクターイエローのとかもあったよね。」

「ん。鯵の押寿しが好きだから、そっちで良かったの。」

「まあ、たしかに美味しかったけどさ。」


「ボクはミニ列車の運転が楽しかったです。でも、おふたりは後ろに乗ってるだけで良かったんでしょうか。」

「いいのいいの。」

「シミュレーターとかもありましたけど。」

「それよりも展示物見る方が忙しかったし。」

「忙しいって割に、展望スペースではボーっとしてたよね。」

「メリハリのある趣味活動っ。」

「減り(メリ)はともかく、解説が暴走したとき以外で張り(ハリ)なところってあったっけ…。」


「それにしても、大宮駅への帰り道にまで見どころがあるとは思いませんでした。」

「雨は降られちゃったけど、歩いてみて良かったでしょ。」

「写真展示だけじゃなくて本物の蒸気機関車とかもあったりして。食後のデザートにしては多すぎた気もしますけどね。」

「俺はトモがいま食べてるケーキセットのが余分じゃないかと思う。」

「このあと、俺たちは埼京線に乗って新宿経由で帰るんだけど、ユウはどうする?」

「ボクも一緒に行って良いですか?新宿に寄って買い物してから、都営新宿線で帰ろうと思います。」

「時間は少しかかるけど座れそうな大宮始発の各駅停車で良いよね。時刻を調べてみるよ。」

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