388.旅行記(7-3)
「ニューシャトルの電車って小さかったね。」
「車体の断面は大江戸線とたいして変わらないんだよ。」
「あ、そうなんですか?」
「ただ、1両の長さは半分くらいだから、小さいのはたしかだけどね。」
「大宮を発車してすぐのカーブとか、新幹線の高架に沿って行くところとか、遊園地のアトラクションみたいで面白かったよ。」
「工場を上から眺められるのも良かったですね。」
「それにしても、この路面に『危険』って注意書きが何箇所も書いてあるのがものものしい。」
「ニューシャトルは600Vの三相交流で走ってるんだけど、あの側壁に3本並んで張ってあるのがその電車線。」
「あそこに電気が通ってるんですか。」
「『剛体3線式』っていう方式。」
「それなら線路内に降りたら危ないや。」
「ゆりかもめなんかも同じ方式だけど、そっちはホーム全体を壁で囲むタイプのホームドアで、線路には降りられないから安全性は高い。」
「あの囲ってるのって、そういう目的もあったんですね。」
「さて、そろそろ駅を出て博物館に向かうよ。」
「まだ鉄道博物館へ到着する前なのに、すでに見どころが沢山ありましたね。」
「改札を出て入館するまでにも、さらにいろんな展示物があるんだってよ。それも見て行こうね。」
「なかなか本命にたどりつけませんね。」
「入館!」
「ここへ来るまでが長かった。」
「本番はここからだよ。」
「今日は一日堪能しましょう!」




