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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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386/391

386.旅行記(7-1)

「おはようございます。」

「おはよ。」

「おはよう。いまユウが歩いてきたあたりに秋葉原貨物駅と連絡する水路があったのかな?」

「そうみたいです。来る途中で先日聞いた橋の欄干、じゃなくて何でしたっけ。」

「親柱ね。」

「はい。それ見てきました。ふたつあって、それぞれに漢字とひらがなで『佐久間橋《さくまはし》』って書いてありましたよ。」

「へえ。そういう名前だったんだ。」


「それでは3人揃ったので、ツアコンのナオさん、案内をお願いします。」

「うん。それじゃ、まずは千葉方面の6番線に向かうね。」

「昭和通り改札(こっち側)からだと、いったん総武線のホームを通らないとなんですね。」

「そう。それで総武線のホームには、今ではちょっと珍しくなったものがあるんだ。」

「なんだっけ。」


「はい。こちら。『ミルクショップ』でございます。」

「へえ。初めて見ました。」

「僕も。」

「反対側の5番線には『ミルクスタンド』があるよ。」

「どう違うんですか?」

「ごめん。知らない。」


「こうやって、ホームで瓶牛乳飲むのって新鮮な体験だね。」

「ボクは瓶牛乳自体が久しぶりです。」

「僕も前に飲んだのは、これもナオに連れられて行った蒲田温泉でだったっけ。」

「別に瓶牛乳推しってわけでもないんだけどね。」

「ところで、ユウは初めての学祭、楽しめた?」

「はい。土日で友達のところを回ってきました。」

「鉄道同好会(うち)は参加しないから、学祭期間中は今日みたいに平日にも遊びに行けるってのが利点だよね。」

「ずっと前からの懸案だった鉄道博物館へ行くには良い機会だったね。」

「さて、飲み終わったら瓶を返して、次は上野に向かうよ。」

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