385.コムトラック(1)
「か行の最後の『こ』は…、コムトラックってあったよね。」
「COMTRAC。Computer Aided Traffic Control Systemだね。」
「よく、ぱっと出るね。」
「伯父さんに仕込まれた。日本語名だと『新幹線運行管理システム』っていう。名前のとおり、東海道・山陽新幹線の運行を管理するシステム。」
「あれ?そのほかの新幹線は?」
「東北・上越新幹線も当初はコムトラックを使ってたんだけど、後にCOSMOSっていう独自のシステムに移行してる。」
「へえ。」
「日本語名だと『新幹線総合システム』なんだけど、Computerized Safety, Maintenance and Operation Systems of Shinkansen)の頭文字をとってる。」
「えっと、新幹線のための、コンピューター化された、安全と…、あとなんだっけ。」
「保守と運用。それらのシステム群。」
「壮大な名前だ。」
「コスモスって名前も壮大な宇宙にかけてるんでしょうか。花の方じゃないですよね?」
「北陸新幹線もコスモスで一体運用してて、北海道新幹線、九州新幹線と西九州新幹線はそれぞれまた独自のシステムを使ってる。」
「それも、何か名前があるんですか?」
「そっちは細かい由来はおぼえてないけれど、北海道が『CYGNUS』、九州が『SIRIUS』って名前だったと思う。」
「これも宇宙に関係した言葉じゃないかな?」
「白鳥座、ぞれからおおいぬ座の1等星ですね。」
「キリも良いし、今日はこのくらいにしときませんか?」
「そうだね。ちょっとずつでも、なんだかお腹いっぱいになっちゃったし。」
「次があれば、今度は『さ』からですね。」
「『さ』だと何があるかな…。」
「それは、また今度ってことで。」




