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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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374/386

374.中央新幹線(2)

「中央新幹線って開業したら乗る?」

「う~ん。すぐは乗らないと思う。一年くらいして落ち着いてから、名古屋に行く用事を作って乗るかな?」

「でも開業直後って、記念の割引とか、そういうのありませんかね。」

「ああ、そういうのがあったら考えるかも。」

「俺もそんな感じかな。ユウはどう?」

「ボクもわざわざ用事を作って乗る感じですね。長野県内の駅も、実家からの利用には遠すぎますから。」

「松本からだと飯田は遠いね。中津川の方がまだ行きやすいのかも。」


「値段はどのくらいになるんだろうね。」

「いまの『のぞみ』よりは高くなりますよね。」

「たぶん。『のぞみ』のグリーン車に乗るのと、飛行機との間ぐらいになるんじゃないかな。」

「経営的にはどうだか分かりませんけれど、気分的にはそのくらいが妥当だって思える値段ですね。」


「中央新幹線が開業すると『のぞみ』の運転本数は減らすんだったよね?」

「そうらしいけれど、名古屋開業の時点だとどの程度減らせるのかなぁ。」

「あ、そっか。京都や大阪とかもっと遠くへ行く人も居るものね。」

「乗り継ぎする人の事も考えると、あまり高い値段設定にするのも考えものじゃない。」

「あまりにも値段が違うようなら、少し時間がかかっても乗り換えないでに行ける『のぞみ』を選ぶひとも多くなるでしょうしね。」

「まだ気が早いけれど、列車名は何になるんだろう。」

「想像つきませんね。」

「『のぞみ』を決めた時に挙がってた案とか、昔の東海道本線の特急の名前とかは候補になるんじゃないかな。」

「もし、公募になったら何て応募しようかな。」

「僕的にはトンネルが多いから『高速土竜(もぐら)』に一票。土の竜だよ!」

「何?そのセンスなさ。それに地域性が感じられないよ。」

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