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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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373/382

373.中央新幹線(1)

「ねえトモ、来週の水曜日あけとくようにってことだったけど、その日って何があるの?」

「あ、ごめん。まだ言ってなかったけど、それって無くなった。」

「そうなの?ってか何だったの?」

「僕たち3人分で、超電導リニアの体験乗車を申し込んでたんだ。」

「あ、そうだったんですか。」

「サプライズ~、だったの?」

「っていうか、あれって凄い倍率らしいじゃない。だから変な期待を持たすのもかなって。予定調和で落選したし。」

「いや、何だか知らないままで予定あけとく方が嫌だから。」

「そうですよ。」

「たしかにそうだね。ごめんごめん。」


「それで、次からも申し込むんですか?」

「うん。募集に気付いたら申し込むつもりなんだけど構わない?」

「お願いしちゃいます。」

「俺も。でも、今度はちゃんと言ってね。」

「わかった。」


「それにしても、体験乗車に当選するのと開業するのと、どっちが早いんだろう。」

「開業予定はいつ頃でしたっけ?」

「今現在の見通しだと、10年後ぐらいだったんじゃなかったかな?」

「でも、最近シールドマシンが破損したってニュースなかったっけ。」

「うん。品川付近で発生したらしい。まだ原因とかは発表されてないし、どの程度の影響があるかも分からないけどね。」

「中央新幹線って当初の計画だと来年には名古屋まで開業してたらしいよ。」

「ずいぶんと繰り下がっちゃったんですね。」

「『予定は未定』なんて言うもんね。」

「伯父さんの知人に『遅れは計画を立てるから発生するんだ』って言った人がいたって。」

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