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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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372/377

372.ロングシート(4)

「JR北海道が『快速エアポート』にロングシートの新車を導入するってのは混雑対策だったっけ。」

「インバウンドなんかで激混みらしいから。」

「でも、ロングシートになると乗れる人は増えるでしょうけど、座れる人の数は減っちゃうんじゃありませんか?」

「車内のレイアウトを見直して、むしろ座席定員は増えるらしいよ。しかも立席も含めると編成全体の定員が5割増しとか凄いことになってるみたい。」


「車両の定員ってどうやって決めてるんでしょう。」

「つり革の数とか?あ、でも握り棒みたいのもあるよね。」

「座席定員制の車両は座席数が定員になるけれど、それ以外だと床面積を1人あたりの専有面積を想定した数で割るとかで機械的に求めてるらしいよ。」

「あ、そうなの?」


「そういえば、どこかへ行きたいって話が、うやむやになっちゃったね。」

「思ったんですけど、ロングシートを嫌うんなら、特急とかはダメなんですか?あとはグリーン車とか。」

「ダメってことはないんだけど、のんびりしたい気分なんで普通列車の普通車の方が良いかなって。イメージの問題かな。」

「たとえば学校帰りの高校生がどっさり乗ってきちゃったら、のんびり気分とは程遠いんじゃない?」

「まあ、それも旅の醍醐味ってことで。」

「なら座席は二の次で、乗ってみたい路線に乗って、行きたいところへ行けば良いと思うよ。」

「う~ん。それならば、さっきの八高線も良いかな。東飯能より向こうって乗ったことないし。」

「所詮は趣味活動だから、どこまでこだわるかのさじ(・・)加減も自分次第じゃない。」

「そうではあるんだけどね。」

「要は縛りプレイってことでしょ。」

「そう、なのかな?」

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