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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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370/372

370.ロングシート(2)

「ロングシートを避けてたら普通列車での旅行って難しいのかな。」

「ローカル線でもロングシートが増えてるしね。」

「ボクサーズの皆さんってどうしてるんでしょう。」

「結構苦労はしてそう。?でもそれも含めて楽しんでるのかな?。」

「ボックス席は優先するけれど、そこは臨機応変に対応してるみたいだよ。」


「ボクが行ってみたいなって思ってたところですけど、秩父鉄道なんかはどうなんですか?」

「そこなら国分寺まで行って西武のフリーきっぷが使えるよね。」

「そのコースは俺たちの時の新歓合宿で乗ってるからなぁ。」

「ま、そっか。それなら、もうすこし足を延ばして高崎からの上信電鉄とか。」

「それだと高崎へ行くまでで旅行になっちゃう。でも八高線を目的にするのもありかな。」

「高麗川までは通勤タイプの電車だし、その先もロングシートの新車だけになっちゃったけどね。」


「いっそ、『一筆書き乗車』ってのにしたらどうですか?高崎線で戻ってくれば良いんですよね。」

「ああ、それも良さそう。その方が断然安いし。」

「ただ、一筆書き乗車をやるときは定期券じゃなくて『紙のきっぷ』を買って乗った方が良いよ。」

「何か違うんですか?」

「近郊区間だから、武蔵小金井から隣の東小金井まで1駅だけ乗っても、区間内を大回りしても、乗る区間が重ならなければ運賃は一緒で良いんじゃないの?」

「普通はそうなんだけど、定期券は券面記載の区間にだけ有効なんだ。だから定期券で乗って、区間外を経由してからそのまま定期券で降りちゃうと、区間外の部分が無賃乗車になっちゃう。」

「うわ、気を付けなくちゃなんだ。」

「隣の駅までのきっぷで乗って、もし途中で降りたくなったときは、どうするんですか?」

「東京近郊区間内ならば、そこまでの運賃との差額を精算すれば大丈夫。」

「Suicaだとピッで降りられるのに面倒だね。」

「定期券の付いてないSuicaがあれば、そのまま乗れるんだけどね。」

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