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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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366/371

366.ホームドア(5)

「最近E235系の黄色いのを良く見かける。」

「少し前に2編成に増えたらしいね。」

「まだ営業運転は始めるてないんだよね?」

「うん。まだだったと思う。」

「あの正面から見た時に黄色い縁取りな感じの顔って違和感がある。山手線のは見慣れてるから、そのうち気にならなくなるんだろうけど。」

「僕も最初見た時は事業用車かな?って思っちゃった。レール運搬用のキヤなんとかとか、車両牽引のGVなんとかって感じ。」


「何の話ですか?」

「えっとね、山手線で走ってた電車が、同じ塗り分けのままで緑色から黄色になって中央総武線の各駅停車用に転属してるって話。」

「へえ、あの電車が黄色くなってるんですか。じゃあ、本八幡も走るんですね。」

「もう試運転では走ってるらしいよ。」


「それで、あの塗り分け。正面もなんだけど、側面が帯じゃなくてドアの所を縦に塗ってあるじゃない。」

「うん。」

「最近中央線の快速電車もホームドアが増えて来て思ったんだけど、窓の下の帯だとあれで隠れちゃうんだね。」

「そうそう。だから帯じゃないようにしたらしいよ。」

「山手線で見てるときには気にもしてなかったけれど、あの塗り分けって意味があったんだね。」

「大江戸線の新しい電車もそうだったけど、ホームドアを導入した線区では塗り分けを工夫してるところが結構あるよ。」

「ラインカラーのラインって塗り方じゃなくて『路線』の意味だったんだっけね。だからドアの所だけ塗っても構わないんだ。」

「そもそもあれは『線(ライン)』じゃなくて『帯』でしょ。それに昔の電車は車体全体をラインカラーに塗ってたよ。」

「あ、たしかにそうだった。」

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